斑れい岩と閃緑岩の違い:鉱物の割合と特徴について

地学

理科の入試問題に出題された「無色鉱物と有色鉱物が同じくらいの割合で含まれている深成岩がなぜ斑れい岩とされるのか?」という疑問について、解答するために必要な知識をわかりやすく説明します。今回は、斑れい岩と閃緑岩の違い、そして鉱物の割合がどのように岩石の分類に影響を与えるのかを詳しく見ていきます。

斑れい岩とは?

斑れい岩は、深成岩の一種で、鉱物が均等に配置されていることが特徴です。主に無色鉱物(長石など)と有色鉱物(斜長石、黒鉱、緑泥石など)が均等な割合で含まれています。これにより、斑れい岩は黒っぽい色をした岩石となります。

斑れい岩の特徴的な点は、鉱物の割合だけでなく、その構造も重要です。斑れい岩は、粒子が均等に配置され、見た目においても粒子のサイズがほぼ同じである点が際立ちます。この組織の均一性が「等粒状組織」と呼ばれるものです。

閃緑岩との違い

閃緑岩は、斑れい岩と似た特徴を持つ岩石ですが、鉱物組成が異なります。閃緑岩は、斜長石や輝石などの鉱物が主成分であり、斑れい岩と比較すると、黒色鉱物の割合が高くなります。閃緑岩はその色合いから、緑色がかかったり、暗色を帯びることが特徴です。

質問の通り、白い鉱物と黒い鉱物が同じ割合で含まれている場合、それが閃緑岩ではなく斑れい岩として扱われるのは、鉱物の割合が均等であるためです。閃緑岩の場合、黒鉱物が多く含まれ、色調が異なるため、分類上の差異が生じます。

鉱物の割合と分類の関係

岩石の分類は、鉱物の割合や組成によって決まります。特に、深成岩においては、鉱物の含有割合が重要な要素です。斑れい岩の場合、無色鉱物と有色鉱物が均等に含まれた場合でも、岩石の種類として「斑れい岩」とされる理由は、その組織の均一性と、見た目の特徴が斑れい岩に一致するからです。

一方、閃緑岩は、鉱物の偏りがより顕著であり、特に黒鉱物が多く含まれるため、その色合いも異なり、斑れい岩とは異なる分類となります。鉱物の色合いや構成の違いが、分類を決定づける要因となります。

入試問題の解答とその理由

このように、問題文における「無色鉱物と有色鉱物が同じくらいの割合で含まれている」という条件に基づいて、深成岩として選ばれるのは「斑れい岩」になります。もし、黒鉱物が多く含まれていれば、その岩石は閃緑岩として分類されるべきですが、鉱物の割合や色合いから斑れい岩が適切とされるわけです。

また、問題文で閃緑岩の選択肢がないという設定で、選択肢として「花崗岩」と「斑れい岩」の2択だった場合、鉱物組成に基づき、黒っぽい色合いを持つ斑れい岩が正解となるのです。

まとめ:斑れい岩と閃緑岩の分類のポイント

斑れい岩と閃緑岩の分類の違いは、鉱物の割合とその見た目の特徴に基づいています。無色鉱物と有色鉱物が同じ割合で含まれている場合、均等な組成が特徴的な斑れい岩として分類されます。鉱物の色や割合が異なる場合には、閃緑岩として分類されるため、両者の違いを理解することが重要です。

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