デジタルイラストを描いていると、「これは厚塗りなのか、それとも別の塗り方なのか」と判断に迷うことがあります。特にSNSやイラスト投稿サイトでは塗りのジャンル分けが話題になりやすく、自分の作風がどこに当てはまるのか不安になる人も少なくありません。本記事では、厚塗りの定義や特徴を整理しつつ、自然に自己判定できる視点を解説します。
そもそも「厚塗り」とは何か
厚塗りとは、線画に依存せず、色の重なりや筆致によって形や立体感を作っていく塗り方を指すことが多いです。ブラシのストロークが残りやすく、絵の具を盛るような感覚に近いのが特徴です。
必ずしもリアル調である必要はなく、アニメ調でも厚塗りと呼ばれるケースがあります。
厚塗りとよく混同される塗り方
「ブラシで塗っている=厚塗り」と思われがちですが、実際には線画主導で影や光を置いている場合は、厚塗りではなく「ブラシ塗り」や「アニメ塗り寄り」と分類されることもあります。
また、エアブラシ中心でなめらかに仕上げた塗りも、厚塗りとは別物として扱われることが多いです。
厚塗りかどうかを見分けるチェックポイント
自分の絵が厚塗りかどうかを判断するには、「線画を消しても成立するか」を考えるのが分かりやすい方法です。
線がなくても形が読み取れる、色だけで情報を伝えられている場合は、厚塗り的な要素が強いと言えます。
制作工程から見る自己判定
最初から色で形を取っていくか、線画を完成させてから色を置くかでも傾向は分かれます。下塗り→加筆→描き込みを繰り返す工程が多いほど、厚塗り寄りになります。
逆に、色数を限定し、影やハイライトをルール化している場合は、別の塗りジャンルに近い可能性があります。
「厚塗りじゃない」と感じても問題ない理由
塗り方の分類はあくまで便宜的なもので、優劣を決めるものではありません。厚塗りかどうかにこだわりすぎると、本来の作風や描きたい表現を見失ってしまうこともあります。
大切なのは、自分がどの工程を楽しいと感じ、どんな表現を目指しているかです。
まとめ
厚塗りかどうかは、線画への依存度や色だけで形を作れているかといった視点で判断できます。ただし、明確な境界線があるわけではなく、グラデーション的なものです。無理にジャンル名を当てはめるよりも、自分の描き方の特徴を理解することが、上達への近道と言えるでしょう。


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