高校数学の中でも「場合の数・確率」と「図形の性質」は、公式を覚えるだけでは太刀打ちできず、強い苦手意識を持つ人が非常に多い分野です。本記事では、なぜこの2分野が難しく感じやすいのかを整理しつつ、具体的な勉強法と参考書選びの考え方を解説します。
場合の数・確率が苦手になる理由
場合の数や確率は、計算力よりも「状況を正確に整理する力」が求められます。そのため、式を立てる前段階でつまずくケースが多く見られます。
特に「どこまでを同一とみなすのか」「順列と組合せの使い分け」「重複をどう扱うか」など、言葉で理解すべき部分が曖昧なまま問題演習に入ると、解法が暗記になりやすくなります。
確率の勉強法で意識したいポイント
確率は必ず「全体(分母)」と「条件を満たす場合(分子)」を日本語で説明できるようにすることが重要です。いきなり数式を書くのではなく、まず文章や図で整理する癖をつけましょう。
例えばサイコロやカードの問題では、実際に全パターンを書き出す練習をすることで、確率の構造が視覚的に理解できるようになります。
図形の性質が苦手になる原因
図形の性質が難しい理由は、「見た目」と「論理」が一致しないことにあります。図を見ただけで判断すると、条件の読み落としや思い込みが起こりやすくなります。
また、補助線を引く発想や、既知の定理(平行線・円・相似など)をどこで使うかが分からず、手が止まってしまうことも典型的です。
図形分野を伸ばすための勉強法
図形問題では「条件をすべて書き出す」「使えそうな定理を列挙する」ことを徹底します。図に直接メモを書き込むことで、論理の抜けを防げます。
また、証明問題や理由説明のある問題を解くことで、図形を言語化する力が鍛えられ、応用問題にも対応しやすくなります。
参考書選びの考え方
場合の数・確率や図形が苦手な人は、「解説が丁寧で、考え方を言葉で説明している参考書」を選ぶのが重要です。問題数よりも解説の質を重視しましょう。
質問にあった「大学入試 苦手対策! 場合の数 確率 に強くなる問題集」は、書店によっては取り扱いが少なく、在庫切れの場合もあります。入手が難しい場合は、基礎レベルから段階的に解説している問題集で代替するのが現実的です。
苦手分野を克服するための学習順序
まずは教科書レベルの例題を完璧にし、その後に標準問題へ進みます。いきなり難問集に挑戦するのは逆効果です。
特に場合の数・確率と図形は、間違えた問題をノートにまとめ、「なぜその考え方が必要だったのか」を振り返ることで、少しずつ理解が積み重なります。
まとめ
高校数学の「場合の数・確率」「図形の性質」は、センスではなく整理力と訓練で確実に伸ばせる分野です。言葉と図を使った理解を重視し、自分のレベルに合った参考書で段階的に学習することが、苦手克服への最短ルートになります。


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