明治時代の公文書の現代語訳と解説

文学、古典

本記事では、明治時代の公文書における一文を現代語訳とともに解説します。特に、外交文書や政府の指示書で使われる表現方法を学ぶことで、当時の日本の公文書の特徴を理解することができます。今回は、英吉利公使宛ての公文書を例にとり、その意味を現代語で解説します。

原文の確認

以下に記された文章は、明治時代の公文書の一部です。これを現代語に訳すことで、当時の表現や文法をより深く理解することができます。

原文

「一月二十三日(三月五日) 外國官副知事東久世通禧ヨリ 以下の文を現代語訳お願いします。

英吉利公使宛

一分銀及二分金丿相場下落ニ關シテ八関係ノ筋ト篤ト審議ノ上回答スヘキ旨申入ノ件

正月二三日達ス

貴國第三月四日附之御書簡落手拜見いたし候然ハ我通用金銀貨相場下落いたし候ニ付云々御申越之趣承知いたし候右〇先頃中來示之趣も有之且外御同列より同様御申越事柄極而不易候間其筋之者に篤申談御挨拶可及ニ付時日延引可致ニより先此段申進度如此御座候以上

現代語訳

この文章は、英吉利公使に宛てた外交文書であり、通貨の相場の下落に関する問題について述べています。現代語訳は以下の通りです。

「1月23日(3月5日)、外国官副知事の東久世通禧から以下の内容についてお知らせします。英吉利公使宛ての手紙です。

1分銀および2分金の相場下落に関して、関係筋と詳細に協議した結果、対応すべき事項について回答をお伝えする旨の申し入れです。

1月23日付で通知しました。

貴国の3月4日付の手紙について拝見しました。その内容については、我が国の通用金銀貨相場が下落したため、同様の申し出を受けたことを承知しました。最近、中からの示唆もあり、また他の同様の申し入れを受けたことも理解しました。これらの事柄については、最も適切な対応を取るべきであると考え、関係者にしっかりと申し伝えるようにいたします。」

現代語訳のポイントと解説

この文書は、金銀の相場の問題について政府や外交官がどのように連絡を取り合っていたのかを示しています。特に、正式な外交の場では、非常に堅苦しい言い回しが使われており、当時の外交文化や社会的な礼儀を反映しています。また、「云々」や「趣承知いたし候」などの表現は、現代日本語ではあまり使われないため、これらが文書としてどれほど正式であったかを理解する手助けになります。

まとめ

明治時代の公文書は、その時代特有の言葉遣いや形式が多く、現代日本語とは異なる点が多いです。今回の現代語訳を通じて、当時の外交文書の特徴や、その時代の日本と西洋との関係性を少しでも感じ取ることができたでしょう。公文書を読み解くことで、歴史的な背景や文化をより深く理解することができます。

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