スラリーシール型キャンドポンプは、液体や固体を扱う際に優れた性能を発揮しますが、時にはシール液がポンプ内に漏れ込むことがあります。この記事では、その原因とポンプ起動時の注意点について解説します。
1. スラリーシール型キャンドポンプとは
スラリーシール型キャンドポンプは、ポンプ内にあるスラリー(液体と固体が混じった物質)を効率的に移動させるために設計されたポンプです。このポンプにはシール部があり、その役目はポンプの外部から内部への液漏れを防ぐことです。しかし、シール部で問題が発生するとシール液が漏れ込むことがあります。
2. シール液が漏れ込む原因
シール液が漏れ込む原因にはいくつかの可能性があります。一つは、シールの摩耗や劣化です。時間が経つにつれてシールが摩耗し、密閉性能が低下することがあります。また、シール液の圧力が適切でない場合や、シール部の温度が高くなることによって液漏れが起こることもあります。
他には、ポンプの動作が不安定な場合やシール液の供給が不十分である場合にも、シール液の漏れが生じることがあります。これらの原因が重なると、シールの性能が低下し、漏れが発生する可能性が高まります。
3. ポンプ起動時の注意点
ポンプを起動する際には、いくつかの重要なポイントを確認することが必要です。まず、ポンプが十分に潤滑されていることを確認しましょう。シール部やその他の摩擦面に潤滑剤が不足していると、摩耗や熱の発生が増し、シール液の漏れを引き起こす原因となります。
また、ポンプを起動する前に、シール液の圧力が適切であることを確認してください。シール液が適切に供給されていないと、シールの密閉が不十分になり、漏れが発生することがあります。さらに、ポンプの動作がスムーズに始まるように、ゆっくりと起動させることが重要です。急激に起動すると、シール部に過度の圧力がかかり、漏れが発生することがあります。
4. シール液漏れの防止策
シール液漏れを防ぐためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。シール部やポンプ内部のチェックを行い、摩耗や汚れを取り除くことが重要です。また、シール液の温度や圧力が適切であることを常に確認し、シールの劣化を防ぐために予防的な交換を検討することが大切です。
さらに、シール部に適切な潤滑剤を使用し、ポンプを適切に運転することで、シールの寿命を延ばし、漏れのリスクを減らすことができます。
5. まとめ
スラリーシール型キャンドポンプのシール液漏れは、シール部の摩耗やシール液の供給不良などが原因となることがあります。ポンプを起動する際には、潤滑や圧力の確認、スムーズな起動を心掛けることが重要です。また、定期的なメンテナンスを行い、シール部を良好な状態に保つことが、漏れの防止に繋がります。


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