高校化学基礎における質問「1価の強塩基NaOHと2価の強酸H2SO4を混ぜた場合、得られる水溶液は酸性になるのか?」について解説します。これに関して、酸と塩基の反応の理解が重要です。
1. NaOHとH2SO4の基本的な性質
NaOH(水酸化ナトリウム)は強塩基であり、水に溶けると完全に解離してOH⁻(水酸化物イオン)を生成します。一方、H2SO4(硫酸)は強酸で、水に溶けると完全に解離し、H⁺(水素イオン)を放出します。
2. 中和反応の進行
NaOHとH2SO4を混ぜると、酸と塩基が中和反応を起こします。反応式としては次のようになります:
2NaOH + H2SO4 → Na2SO4 + 2H2O。
この反応によって、酸と塩基が互いに中和され、生成される水溶液は中性に近くなります。
3. 中和後の水溶液の液性
NaOHとH2SO4を適切な割合で混ぜると、酸と塩基が完全に反応し、中和された後に残るのは塩(Na2SO4)と水です。したがって、理論的には酸性やアルカリ性の特性は残らず、液性は中性に近いです。ただし、反応が不完全であったり、NaOHやH2SO4の濃度に偏りがあると、液性は多少変動する可能性もあります。
4. まとめ
NaOHとH2SO4を混ぜた場合、完全に中和されれば得られる水溶液はほぼ中性になります。しかし、反応の条件や割合によっては若干酸性やアルカリ性が残ることも考えられます。従って、反応を完全に進めることが大切です。


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