食塩水の濃度を求める方法 | 食塩水の取り除きと加水による濃度変化の解き方

中学数学

この問題では、食塩水の濃度が変わる過程を通じて、取り除いた食塩水の量を求めます。具体的には、10%の食塩水400gから一部を取り除き、代わりに水を加えて濃度を6%にする場合です。解法は次のように進めます。

1. 問題の整理

与えられている情報は、10%の食塩水400gから一部を取り除き、その後水を加えた結果、食塩水の濃度が6%になるというものです。まず、この過程を数式に変換していきます。

2. 変数の設定

食塩水Aから取り除く食塩水の量を「x」とし、取り除いた食塩水と加えた水の影響を計算します。ここでは食塩の量の変化に注目します。

3. 食塩水の食塩量を求める

10%の食塩水400gに含まれる食塩の量は、400g × 10% = 40gです。これが最初の食塩水に含まれている食塩の量です。

次に、xgの食塩水を取り除いた後、残る食塩水の食塩の量は次のように計算します。

  • 取り除いた食塩水の食塩量は、xg × 10% = 0.1xg
  • 残りの食塩の量は、40g – 0.1xg

4. 水を加えた後の食塩水の濃度

次に、xgの水を加えた後、食塩水の合計の質量は400gとなります(xgの食塩水を取り除いて水を加えるため)。このとき、食塩水の濃度は6%になります。

したがって、残った食塩量を食塩水全体の量で割ると、食塩水の濃度は6%になります。式にすると次のようになります。

  • (40g – 0.1x) / 400g = 6%

この式を解いていきます。

5. 連立方程式の解法

まず、6%を小数にすると0.06です。これを使って式を解きます。

  • (40g – 0.1x) / 400 = 0.06
  • 40g – 0.1x = 0.06 × 400
  • 40g – 0.1x = 24g
  • -0.1x = 24g – 40g
  • -0.1x = -16g
  • x = 160g

6. 結果の確認

したがって、取り除くべき食塩水の量は160gです。この量を取り除き、代わりに水を加えることで、食塩水の濃度は6%に調整されます。

7. まとめ

食塩水の濃度を求めるためには、食塩の量と食塩水の総量に着目し、取り除いた食塩水の量を計算することがポイントです。このような問題では、食塩の量を一定に保ちながら、濃度の変化を計算することが重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました