発電機とポンプを接続するために分電盤を使用している場合、容量やブレーカーの仕様による問題が発生することがあります。質問者が抱えている問題は、ポンプを回すと分電盤が落ちてしまうことです。このような現象が起こる原因として、容量不足やブレーカーの設定不良が考えられます。
容量不足の可能性について
まず、発電機とポンプの容量を見てみましょう。質問に記載された内容によると、ポンプは18.5kWと15kWの2台で、発電機の容量は150kVAです。150kVAの発電機は、理論上では最大120kW程度(効率や電力損失を考慮するともっと少ない)まで使用可能です。ポンプ2台の合計出力は33.5kWで、これ自体は発電機の許容範囲内ですが、分電盤の容量やブレーカーの設定が適切でないと、トリップする原因になります。
ブレーカーの容量と設定について
次に、分電盤の仕様について考えます。質問者が使用している分電盤の仕様は、主3P 150Aで、各回路に75Aのブレーカーが2台付いているとのことですが、150Aのブレーカーは十分に発電機とポンプを支える容量を持っています。しかし、重要なのはブレーカーが200Vと400Vに適したものであるかということです。200V用と400V用のブレーカーは異なりますので、正しいものが選ばれていない場合、過負荷やトリップが発生することがあります。
その他の考えられる原因
ブレーカーや容量不足以外にも、以下の要因が原因となっている可能性があります。
- 過電流:ポンプの起動時に瞬間的に高い電流が流れることがあり、そのためにブレーカーがトリップすることがあります。
- 配線の問題:分電盤からポンプへの配線が適切に設置されていない、もしくは過負荷がかかっている可能性があります。
- 不適切なインバーター設定:もしインバーターを使用している場合、その設定が適切でないと、過負荷を引き起こすことがあります。
まとめ
発電機とポンプを接続するための分電盤の容量不足やブレーカー設定が原因でトリップする場合、容量の確認や適切なブレーカー選定が重要です。分電盤のブレーカーは200Vと400V専用のものがあるため、正しいものを使用しているか確認し、必要に応じて容量を見直しましょう。また、配線やインバーター設定にも問題がないかチェックすることをおすすめします。


コメント