東京都心の「真冬日」は何年ぶり？真冬日の意味と過去の記録を解説

気象、天気

2025.12.23

東京都心で「明日は真冬日になりそう」という話題が出ると、普段の冬の気温と比較して驚く方も多いでしょう。「真冬日」とは何か、そして東京都心で過去に観測されたのはいつかを知ることで、この寒さがどれほど珍しいものかが分かります。本記事では、真冬日の定義と東京都心における過去の記録を解説します。

まずは「真冬日」とは何か？

気象用語で使われる「真冬日」とは、1日の最高気温が0℃未満の日のことを指します。つまり、その日のどの時間帯でも最高気温が氷点下という非常に寒い日のことです。これに対して「冬日」は最低気温が0℃未満であれば該当しますが、最高気温が0℃を上回ることもあります。真冬日はより厳しい寒さを示す指標です。

この定義により、東京都心で「真冬日」を観測すること自体が極めて稀な現象であることが分かります。

歴史的データによると、東京都心（東京）で真冬日が観測されたのはごくわずかです。観測史上において真冬日と記録されたのは数回のみで、過去の記録例は以下の通りです。

このように、東京都心で最後に真冬日が観測されたのは1967年2月12日で、既に50年以上前のことです。この記録を見ると、真冬日がいかに珍しい現象かが理解できます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

東京都心周辺は都市化が進んでおり、アスファルトや建物による熱の蓄積（ヒートアイランド現象）も影響しています。そのため真冬日が発生しにくくなっています。また、冬季でも日中は0℃をやや上回る気温になることが多く、真冬日条件を満たしにくい傾向があります。

実際、気象データを見ると「冬日」は一冬に数日程度あるものの、「真冬日」は30年以上観測されていないという極めて稀な現象です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

東京都心で真冬日が予想されるということは、1967年以来の珍しい出来事となります。過去の記録を見ると、真冬日が観測されたのは147年以上の観測史の中でも数回のみで、最後は1967年です。このように極めて稀な現象であるため、もし真冬日となれば大きな話題になるでしょう。