漏電ブレーカーには漏電を感知して回路を遮断する機能がありますが、過電流遮断機能がない場合、短絡時にどのように反応するかについては理解しておくことが重要です。この記事では、過電流遮断機能が無い漏電ブレーカーが短絡に対してどのように反応するのか、またその際に注意すべきポイントについて解説します。
1. 漏電ブレーカーと過電流遮断機能
漏電ブレーカーは、電気回路で漏電が発生した場合に、その流れた漏れ電流が一定の閾値を超えた時に回路を遮断する装置です。漏電を感知するためには、一般的に漏電量が15mA以上の場合に回路が遮断されます。しかし、過電流遮断機能が無い場合は、短絡や過負荷による電流増加には反応できません。
2. 短絡時の漏電ブレーカーの動作
質問者の例にあるように、低い漏電電流(15mA以下)が発生していないが、短絡が発生して20A以上の大きな電流が流れる場合、漏電ブレーカーはそのままでは反応しません。なぜなら、漏電ブレーカーは漏電を感知することには特化しているものの、短絡や過電流に対する防止機能がないためです。
したがって、この場合の回路遮断は、短絡保護機能を持った他の装置(例えば、ブレーカーやヒューズ)で行う必要があります。
3. 短絡保護を行うための対策
過電流遮断機能が無い漏電ブレーカーで短絡を防ぐには、別途過電流保護装置を設置することが重要です。例えば、過電流リレー付きのブレーカーを使用することで、短絡が発生した際に速やかに回路を遮断することが可能となります。
また、漏電ブレーカーと過電流遮断装置を組み合わせて使用することで、両方の保護機能をカバーすることができ、より安全な電気回路を維持することができます。
4. まとめ:漏電と短絡保護の違い
漏電ブレーカーには漏電に対する保護機能がありますが、過電流や短絡に関しては反応しないため、別途過電流保護装置が必要です。漏電と短絡の保護はそれぞれ異なる機能であり、両方を確実にカバーするためには適切な機器を選定することが重要です。安全な電気設備を維持するために、漏電遮断器と過電流遮断機能を組み合わせて使用しましょう。

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