「2n+1」と「(n+1)n/2」が互いに素であることを証明する問題は、数論における面白い問題の一つです。この証明を行うためには、まず互いに素の意味を確認することから始めましょう。互いに素であるとは、2つの整数の最大公約数(GCD)が1であることを意味します。
1. 互いに素の定義
2つの整数aとbが互いに素であるとは、GCD(a, b) = 1であることを意味します。つまり、aとbの最大公約数が1であれば、aとbは互いに素と呼ばれます。この問題では、a = 2n + 1とb = (n + 1)n/2に対して、それらが互いに素であることを証明する必要があります。
2. 問題の設定
まず、2つの数を考えます。1つ目はa = 2n + 1、これは常に奇数です。2つ目はb = (n + 1)n/2、これはnとn+1の積の半分です。
問題の焦点は、これら2つの数が互いに素であることを証明することです。具体的には、aとbの最大公約数が1であることを示します。
3. GCDを求める
次に、a = 2n + 1とb = (n + 1)n/2のGCDを求めるための手順を考えます。まず、これらの数が互いに素でない場合、何らかの共通の因数が存在することになります。
仮に、dがaとbの共通の因数だとします。この場合、dは2n + 1を割り、同時に(n + 1)n/2を割ることになります。したがって、dは2n + 1と(n + 1)n/2の両方を割り切ることから、dはそれらの最大公約数であることが分かります。
4. 結論
しかし、2n + 1は奇数であり、(n + 1)n/2は偶数であるため、これらの数が共通の因数を持つことはありません。よって、最大公約数は1であり、aとbは互いに素であることが証明されます。
このように、2n + 1と(n + 1)n/2が互いに素であることは、数論における基本的な性質を理解するための良い練習問題です。


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