ASRockのマザーボードでセキュアブートを有効にする際に「Disable the CSM in Setup. Repeat operation after Reboot to ensure UEFI Video (GOP) driver is operational」というエラーメッセージが表示される問題について、解決方法を解説します。この問題は、CSM(Compatibility Support Module)という設定が原因で発生します。CSMはレガシーブートをサポートするもので、セキュアブートを有効にするためにはこれを無効にする必要があります。
1. CSMを無効にする手順
まず、BIOSにアクセスしてCSMを無効にする必要があります。手順は以下の通りです。
- PCを再起動し、起動時に「Del」キー(または「F2」キー)を押してBIOS設定画面に入ります。
- BIOSメニューで「Boot」タブを選択します。
- 「CSM(Compatibility Support Module)」のオプションを探し、これを「Disabled」に設定します。
- 設定を保存してBIOSを終了します。
これにより、レガシーブートのサポートが無効になり、UEFIモードが優先されます。
2. UEFIモードに対応したドライバーの確認
セキュアブートを有効にするには、UEFIビデオドライバー(GOP)が正常に動作している必要があります。もしエラーメッセージが続く場合は、UEFIモードに対応したビデオカードのドライバーがインストールされているか確認します。
多くの新しいGPUはUEFIモードに対応しており、ドライバーが自動的にインストールされますが、古いGPUや特定の設定では手動でドライバーの更新が必要です。
3. セキュアブートの有効化
次に、BIOSでセキュアブートを有効にします。手順は以下の通りです。
- BIOS設定画面に再度入ります。
- 「Boot」タブで「Secure Boot」オプションを選択します。
- 「Secure Boot」を「Enabled」に設定します。
- 設定を保存し、PCを再起動します。
4. Windows 11のセキュアブート設定の確認
セキュアブートを有効にした後、Windows 11の設定でセキュアブートが有効かどうかを確認できます。以下の手順で確認できます。
- 「スタートメニュー」を開き、「msinfo32」と入力して「システム情報」を開きます。
- 「セキュアブートの状態」が「有効」になっていることを確認します。
まとめ
ASRockマザーボードで「Disable the CSM in Setup. Repeat operation after Reboot to ensure UEFI Video (GOP) driver is operational」というエラーメッセージが表示される場合、CSMを無効にし、UEFIモードでセキュアブートを有効にする必要があります。これらの設定を行うことで、セキュアブートを問題なく有効化できます。また、ドライバーの更新やWindowsのセキュアブート設定の確認も重要です。

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