6600V/400V変圧器の非接地二次側と漏電遮断器の動作原理について

工学

6600V/400Vの変圧器における非接地二次側の設計や漏電遮断器の動作について、疑問を抱く方が多いです。特に、ΔY結線の変圧器で非接地の二次側に漏電遮断器を取り付けた場合、その動作原理と対地電圧の考え方について詳しく解説します。

ΔY結線変圧器と非接地二次側

ΔY結線変圧器では、一次側がデルタ結線、二次側が星形(Y)結線を持つ構成が一般的です。この構成では、二次側の中性点が接地されることが一般的ですが、場合によっては二次側を非接地にすることもあります。非接地の二次側では、通常、対地電圧がゼロに保たれますが、何らかの条件下で対地電圧が発生する可能性もあります。

非接地の二次側では、中性点が接地されていないため、通常、対地電圧は存在しません。しかし、漏電遮断器の動作や不具合の確認のためには、他の手段が必要となります。

非接地の二次側と漏電遮断器の動作

漏電遮断器は、電流の漏れが発生した際に、回路を切り離す安全装置です。非接地の二次側に漏電遮断器が設置されている場合、通常の動作を期待するのは難しいと考えられます。というのも、非接地状態では、漏電を検知するための基準となる接地ポイントがないため、漏電遮断器が動作しにくくなるのです。

一方で、EVT(電圧トランス)付きの変圧器では、EVTの1線が接地されているため、漏電遮断器が動作するための基準が提供されます。このため、EVTを使うことで、漏電遮断器が正しく動作し、電気的な保護が可能になります。

ZCT(ゼロ電流トランス)とLGR(漏電リレー)の役割

ZCTは、漏電電流を検出するためのトランスであり、LGR(漏電リレー)はその信号を受けて漏電を検出するための装置です。EVT付きの変圧器では、ZCTを使用して漏電電流を検出し、その信号をLGRに送ることにより、漏電遮断器が作動します。

EVTの接地線に取り付けられたZCTが、LGRと接続されることで、漏電の検出が可能になります。これにより、非接地の二次側でも安全な漏電遮断機能が果たされることになります。

まとめ:非接地二次側と漏電遮断器の動作原理

6600V/400VのΔY結線変圧器における非接地二次側での対地電圧は、通常存在しませんが、EVT付きの変圧器ではZCTとLGRを組み合わせることで、漏電遮断器が正しく機能します。この場合、EVTの接地線が重要な役割を果たし、安全性を確保することができます。

設計段階での選択肢や仕様に応じて、適切な安全対策を講じることが重要です。漏電遮断器が機能するための条件を正しく理解し、適切な方法で安全性を確保することが求められます。

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