AさんとBさんがグラウンドで運動するシナリオを使って、速度や時間の計算方法を学ぶ問題です。この記事では、与えられた条件をもとに、各問いに対する解答を小学生にも分かりやすく解説します。
問題を解くための準備
まず、AさんとBさんの速さを理解しましょう。Aさんは1時間で8.4km走り、Bさんは1時間で3km歩きます。それぞれの速さや、問題に出てくる時間や距離を計算して、具体的に解答を導きます。
⑴ Bさんは1分間で何m進むか
まず、Bさんの速さを求めます。Bさんは1時間に3km進みます。1時間は60分なので、1分間で進む距離は次のように計算できます。
3km ÷ 60分 = 0.05km/分
0.05kmは50mに相当します。つまり、Bさんは1分間で50m進みます。
⑵ Aさんがこのコースを1周するのに何分かかるか
Aさんは1時間で8.4km走ります。コースの周囲は2800m(2.8km)です。Aさんが1周するのにかかる時間を求めるために、次の計算をします。
1時間で8.4km走るので、Aさんの速さは8.4km/60分 = 0.14km/分です。
1周は2.8kmなので、Aさんが1周するのにかかる時間は。
2.8km ÷ 0.14km/分 = 20分
つまり、Aさんがこのコースを1周するのにかかる時間は20分です。
⑶ AさんがBさんに追いつくのにかかる時間
AさんとBさんは同時に同じスタート地点から出発し、Aさんは1時間で8.4km、Bさんは1時間で3km進みます。AさんがBさんに追いつく時間を求めます。
AさんとBさんの差は、1時間で8.4km – 3km = 5.4kmです。つまり、Aさんは1時間で5.4km速いということです。
AさんがBさんを追い越すために、2周目を走るときにその差を埋める必要があります。コース1周は2.8kmなので、AさんがBさんを追いつく時間は次のように計算できます。
2.8km ÷ 5.4km/時間 = 0.5185時間(約31.1分)
したがって、AさんがBさんに追いつくのは約31分後です。
⑷ 反対方向に出発した場合、Bさんが1周する間にAさんと何回すれ違うか
今度はAさんとBさんが反対方向に出発した場合に、Bさんが1周する間にAさんと何回すれ違うかを求めます。反対方向に進むので、AさんとBさんの速さは足し算になります。
Aさんの速さは0.14km/分、Bさんの速さは0.05km/分です。2人が進む速さの合計は。
0.14km/分 + 0.05km/分 = 0.19km/分
Bさんが1周するのにかかる時間は、2.8km ÷ 0.05km/分 = 56分です。
56分間で進む距離は、AさんとBさんが一緒に進む速さで0.19km/分なので。
56分 × 0.19km/分 = 10.64km
10.64kmをコース1周2.8kmで割ると、2.8回すれ違うことが分かります。
したがって、Bさんが1周する間にAさんと約2回すれ違います。
まとめ
この問題では、速さや時間を使った計算を通じて、様々な物理的な関係を学びました。具体的な数値を使って、時間、距離、速さを計算することで、運動に関する問題を解く力を養うことができます。


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