M/100-EDTAとは?化学のモルの概念とその計算方法

化学

化学の世界でよく使われる「モル」という単位。特に試薬の記載において「M/100-EDTA」のような表記を見かけることがあります。これがどのような意味を持つのか、またその計算方法について解説します。

1. モル(mol)の意味とは

「モル(mol)」とは、物質の量を示す単位で、1モルは「アボガドロ定数(約6.022×10^23個)」の粒子を指します。この単位は、物質の質量や粒子の数を簡単に扱うために使われ、化学反応の計算に重要です。

2. M/100-EDTAの意味

「M/100-EDTA」は、EDTAという化学物質(エチレンジアミン四酢酸)の濃度が「M/100」という意味です。この「M」はモル濃度を示しており、1Mの1/100ということで、0.01MのEDTA溶液を示しています。

3. モル濃度の計算方法

モル濃度(mol/L)を求めるには、溶質(試薬)のモル数を溶液の体積で割ります。つまり、「M/100-EDTA」の場合、1リットルの溶液に0.01モルのEDTAが含まれていることを意味します。

4. M/100-EDTAの計算例

例えば、1リットルの「M/100-EDTA」を準備するには、EDTAのモル質量に0.01モルを掛けた質量(約3.7g)を水に溶かして1リットルにすることで、0.01MのEDTA溶液が得られます。

5. まとめ

「M/100-EDTA」のような試薬の表記は、モル濃度に基づくもので、試薬の濃度を正確に理解するためにはモル(mol)の概念と計算方法が重要です。EDTAのような化学試薬を取り扱う際には、この基本的な知識が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました