英単語帳「ターゲット1900」を使っての対策をしたいとき、「どこまで覚えれば2級の語彙問題に対応できるか」「ターゲット1900と英検2級の重なりはどの程度か」を知りたい人は多いでしょう。この記事では、語彙カバー率や効率的な使い方をふまえて、その関係性を整理します。
ターゲット1900とはどんな単語帳か
英単語ターゲット1900は、大学受験の共通テスト〜難関大レベルを想定した単語帳で、「共通テスト〜難関大レベル/英検2級〜準1級相当」の語彙レベルとされているものです。([参照] ターゲット1900のレベル解説)
収録語数は約2240語で、基礎語彙を含む Part1 から上級語まで幅広くカバーされています。([参照] 英検2級 単語帳別出題率分析)
英検2級の出題語彙とターゲット1900の重なりの目安
単語帳別の分析によれば、ターゲット1900の Part1+Part2(およそ1500語)をマスターすることで、英検2級の語彙問題の約84%をカバーできるとの報告があります。([参照] 英検2級×ターゲット1900 学習ガイド)
また、別の分析では Part2 相当(1500語)までで英検2級大問1の語彙問題に十分対応できるとされており、1500語がひとつの目安となります。([参照] 同 出題率分析)
ただし“語彙だけ”では不十分 ― リーディング・熟語・文脈理解も重要
ターゲット1900は単語レベルの語彙を幅広く網羅していますが、英検2級では単語のみならず熟語、文脈、読解力、リスニング、ライティングなど複数の技能が問われます。そのため、単語帳だけを仕上げても合格できるとは限りません。([参照] ターゲット1900だけでは不十分な理由)
特に、ターゲット1900の後半(上級語が多いPart3以降)は、英検2級だけでなくより上位級(準1級)向けの語彙も多く含まれており、必須ではないこともあります。([参照] 同 記事)
効率的な使い方 ― 目安は「1500語まで」+過去問併用
英検2級を目指すなら、まずターゲット1900の Part1+Part2(およそ1500語)を確実に覚えるのが近道です。これで語彙問題の約8割をカバーできます。
さらに、熟語帳や過去問などを併用して文脈での語彙運用力、読解力、リスニング、ライティング対策も並行するのが望ましいです。
なお、すでに基礎語彙が身についていない場合は、ターゲット1400 や別の初心者向け単語帳で土台を固めてから1900に進む、というステップも有効です。([参照] ターゲットシリーズの使い分け)
実際の学習者の声 ― ターゲット1900と英検2級の関係性
ある受験者の経験では、「ターゲット1900を活用すれば単語レベルとしては英検2級でも十分」という声がありました。([参照] Chiebukuro Q&A)
一方で「ターゲット1900だけでは熟語や文脈、長文読解で苦労した」「過去問では見慣れない語彙が出た」という意見もあり、語彙以外の力の重要性を指摘する声も少なくありません。([参照] 単語帳的中率比較)
まとめ
結論として、ターゲット1900を1500語まで覚えることで、英検2級の語彙問題の多くをカバーできるため、語彙対策としては非常に有効です。しかし、英検2級合格のためには語彙だけでなく、読解・文法・リスニング・熟語・長文対応などの総合力が欠かせません。
そのため「ターゲット1900+熟語帳 or 過去問」でバランスよく対策するのが現実的な合格への近道です。あなたの学習状況や他教科との兼ね合いを考えながら、最適な学習プランを組みましょう。


コメント