けんたくん、ゆうまくん、だいきくんのかけっこ問題の解説と考え方

数学

今回の問題では、けんたくん、ゆうまくん、だいきくんの3人がかけっこをした後の証言に基づき、それぞれの順位を推理する問題です。質問の中で、各キャラクターが発言した内容が論理的に整合するかどうかを考え、正しい順位や嘘をついている人物を特定します。

問題の概要と登場人物の証言

まずは各キャラクターの証言を整理しましょう。

  • けんた「僕は一着ではなかった。」
  • ゆうま「ぼくは、けんたに負けた。」
  • だいき「ぼくは、けんたに勝ったよ。」

ここで、「同着はなかった」とありますので、順位は1位、2位、3位と明確に決まります。

1. 3人とも本当のことを話している場合の順位

もし3人とも本当のことを話しているとした場合、それぞれの証言を基に順位を決めます。

  • けんたが「一着ではなかった」と言っているので、けんたは1位ではないということがわかります。
  • ゆうまは「けんたに負けた」と言っているので、ゆうまはけんたより遅い位置です。
  • だいきは「けんたに勝った」と言っているので、だいきはけんたより早い位置です。

これらの証言から、順位は次のように決まります。

  • だいきが1位、けんたが2位、ゆうまが3位です。

このように、3人とも本当のことを言っている場合の順位は「だいき、けんた、ゆうま」となります。

2. 1人だけが嘘をついている場合

次に、3人のうち1人だけが嘘をついている場合を考えます。

各人物が嘘をついていると仮定した場合の矛盾点を確認してみましょう。

けんたが嘘をついている場合

けんたが「僕は一着ではなかった」という証言が嘘だとすると、けんたが1位であることになります。しかし、これにより他の証言との矛盾が生じます。したがって、けんたが嘘をついているとは考えにくいです。

ゆうまが嘘をついている場合

ゆうまが「ぼくは、けんたに負けた」という証言が嘘だとすると、ゆうまはけんたより早い順位にいることになります。けんたが2位、ゆうまが1位、だいきが3位になることになりますが、これでは「だいきがけんたに勝った」という証言と矛盾します。したがって、ゆうまが嘘をついているという仮定は成り立ちません。

だいきが嘘をついている場合

だいきが「ぼくは、けんたに勝ったよ」という証言が嘘だとすると、だいきがけんたより遅い順位にいることになります。この場合、順位は「ゆうま、けんた、だいき」の順番になります。この順位は、すべての証言と矛盾しません。したがって、だいきが嘘をついている場合が正しい仮定となります。

まとめ

問題の答えは、次の通りです。

  • 1. 3人とも本当のことを話している場合、順位は「だいき、けんた、ゆうま」です。
  • 2. 1人だけが嘘をついている場合、嘘をついているのはだいきで、その場合の順位は「ゆうま、けんた、だいき」です。

論理的に証言を検証することで、正しい順位を導き出すことができました。

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