ファンタム電源回路でのLED駆動に関する改造方法

質問者は、ファンタム電源を使用してLEDを複数光らせる回路について、必要な電流が不足していると感じ、DC専用に変更する方法を探しています。この記事では、ファンタム電源を使用する場合と、DC専用回路に変更する場合の考え方とその手順について解説します。

ファンタム電源回路の基本と問題点

ファンタム電源は、特にオーディオ機器でよく使われる48V電源で、マイクなどの機器に電力を供給するために使われます。しかし、LEDなどの高電流を必要とする機器にファンタム電源を使用すると、電流が不足し、望んだ明るさを得られない場合があります。具体的には、D15とR49が電流を制限しているため、LEDが必要とする数十mAから数百mAの電流が得られないという問題があります。

DC専用回路への変更方法

質問者が提案している変更は、R65, R66, D1, D15, R49を外すことです。これにより、ファンタム電源がONの状態であっても問題はなく、LEDを駆動するための安定したDC電源を供給することができます。具体的には、D1の接続先VCCには繋がないようにして、DC専用回路として機能させることが可能です。

回路の変更に必要な部品と注意点

回路を変更する際には、R65, R66, D1, D15, R49を取り外し、LED用の適切な電源回路を設計する必要があります。LEDには定電流回路を使用することで、安定した電流供給が可能となり、LEDの明るさや寿命が安定します。また、C1, C3などのコンデンサはファンタム電源がONになっても回路に問題が起きないように保護する役割を果たします。

まとめ

ファンタム電源をLED駆動に使用する場合、適切な電流供給がされないことがあります。R65, R66, D1, D15, R49を外すことで、DC専用の電源回路を構築し、LEDを安定して駆動させることができます。回路の変更を行う際には、定電流回路を使ってLEDに安定した電流を供給することが重要です。