TL072オペアンプの電源設定と-12Vの生成方法

工学

TL072オペアンプは汎用的なオペアンプとして広く使用されており、その電源電圧設定は重要です。質問者が疑問に思っているように、TL072を使用する際にはVcc+(+12V)とVcc-(GND)の設定について理解する必要があります。また、±12Vの電源をどのように簡単に作り出すかについても知っておくと便利です。

TL072の電源電圧設定

TL072のようなオペアンプは、一般的に「デュアル電源」を使用します。つまり、オペアンプのVcc+は正の電圧(通常は+12V)、Vcc-は負の電圧(通常は−12V)として設定します。これは、オペアンプの動作範囲を確保するために必要です。

質問者が提案しているように、Vcc+を+12Vに設定し、Vcc-をGND(0V)に設定することはできません。これは、オペアンプの内部設計において、負の電圧(−12V)が必要なためです。もしVcc-をGNDにしてしまうと、オペアンプが期待通りに動作しない可能性が高いです。

+12Vから−12Vを作り出す方法

もし、手元に±12Vの電源がなく、+12Vしか利用できない場合、−12Vを生成する方法としては「DC-DCコンバータ」や「インバータ回路」を使用することが一般的です。これらの回路を使用することで、+12Vを入力として、−12Vを出力することができます。

また、簡単に±12Vを得るためには、専用の「±12V電源モジュール」を使うのも手軽で確実な方法です。これらのモジュールは、市販されており、比較的安価で手に入れることができます。

TL072オペアンプの特性と使用方法

TL072は、高入力インピーダンスと低ノイズ特性を持つオペアンプで、オーディオ機器や信号処理回路でよく使用されます。正しい電源設定を行うことで、その性能を最大限に引き出すことができます。したがって、オペアンプの動作には±12Vの電源が理想的です。

まとめ

TL072オペアンプは、Vcc+を+12V、Vcc-を−12Vで動作させることが推奨されます。もし−12Vの電源がない場合は、DC-DCコンバータを使用して+12Vから−12Vを作り出す方法があります。これにより、TL072オペアンプを正しく動作させることができ、様々な回路でその特性を活かすことができます。

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