キャンドル作りを始めたばかりの方からよく質問されるのが、ワックスの配合割合や計算方法です。例えば、モールドに入るワックスの量を計算し、異なる種類のワックス(パラフィンワックスやマイクロワックスなど)をどのように混ぜるかという点についてです。本記事では、ワックスの計算方法を具体的に解説し、正確な配合をするためのコツをお伝えします。
ワックスの計算方法の基本
ワックスを混ぜる際、基本的な計算方法としては、モールドに入るワックスの重さに対して、希望する割合のワックスを加えることです。例えば、モールドに入るワックスの重さが50gで、パラフィンワックスとマイクロワックスを5%の割合で混ぜたい場合、計算方法は以下のようになります。
計算式:
50g × 0.05 = 2.5g(マイクロワックスの量)
50g – 2.5g = 47.5g(パラフィンワックスの量)
ワックスの割合を決めるポイント
ワックスの配合を決める際のポイントは、使用するキャンドルの種類に応じた性能や特性を考慮することです。例えば、パラフィンワックスは硬さがあり、型崩れしにくいため、基盤として使用されることが多いです。一方で、マイクロワックスは溶けやすく、ろうそくの表面をなめらかに仕上げる効果があります。
したがって、どちらのワックスを多く使うかは、キャンドルの用途や仕上がりのイメージに合わせて決めると良いでしょう。
計算方法をシンプルにするためのヒント
計算が苦手な方や、簡単に配合比率を求めたい方のために、少し工夫を加えると計算が楽になります。例えば、割合がわかっていれば、グラム数ではなくパーセントで比率を設定することも一つの方法です。
また、複数種類のワックスを使う場合には、先に一番重要なワックス(例えばパラフィンワックス)の量を決め、その後に必要な割合を他のワックスに振り分けるという方法もあります。
ワックス配合の応用例
例えば、パラフィンワックスを47.5g、マイクロワックスを2.5gと決めた場合でも、後から別のワックス(例えばステアリン酸やソイワックス)を追加したい場合は、それらのワックスの役割を理解し、全体の重さに対して追加する量を再計算する必要があります。
こういった調整を行うことで、キャンドルの質感や燃焼時間、色合いに影響を与えることができます。
まとめ
キャンドル作りにおけるワックスの計算方法は、モールドに入る重さを基準にして、希望する割合を加算するという基本的な方法で行えます。さらに、使うワックスの種類によって、キャンドルの特徴を変えることができます。上記の計算方法を使うことで、より精密にワックスの配合を行うことができ、素敵なキャンドル作りに繋がります。

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