今回は、デザインと価格に関する満足度調査を基にした問題を解いてみましょう。調査対象は男性100人、女性100人の合計200人で、それぞれのグループにおける満足度のデータが与えられています。次に、そのデータを基に実際に問題を解く方法を説明します。
問題(1)の解き方:デザインか価格で一方だけ満足した男性
まず、問題文を整理しましょう。男性100人のうち、デザインか価格のいずれか一方だけ満足した男性は何人か?という問題です。必要なデータは以下の通りです。
- デザインに満足した男性:61人
- 価格に満足した男性:68人
- デザインも価格も満足した男性:10人
- デザインか価格の一方だけ満足した男性:?
デザインか価格のどちらか一方だけ満足した人数を求めるには、次の式を使います。
デザインまたは価格に満足した人数 – 両方に満足した人数
つまり、68人(価格に満足した人数)と61人(デザインに満足した人数)を合わせ、両方に満足した人数(10人)を引きます。
68 + 61 – 10 = 119
これで、デザインまたは価格のどちらか一方だけ満足した人数は119人です。最終的に「デザインか価格のいずれか一方だけ満足した男性は何人か?」の答えは、選択肢Bの29人が正しいことが分かります。
問題(2)の解き方:デザインまたは価格のいずれか一方だけ満足した女性
次に、女性のデータを使って問題を解きます。デザインか価格のどちらか一方だけ満足した女性は何人かという問題です。必要なデータは以下の通りです。
- デザインに満足した女性:57人
- 価格に満足した女性:42人
- デザインも価格も満足した女性:19人
- デザインか価格のいずれか一方だけ満足した女性:?
デザインまたは価格のいずれか一方だけ満足した人数を求めるためには、同じ方法を使います。
デザインまたは価格に満足した人数 – 両方に満足した人数
57人(デザインに満足した女性)と42人(価格に満足した女性)を合わせ、両方に満足した人数(19人)を引きます。
57 + 42 – 19 = 80
このため、「デザインか価格のいずれか一方だけ満足した女性」の人数は80人です。したがって、選択肢Cの39人が正しいことが分かります。
まとめ
このように、与えられたデータを整理し、論理的に計算することで、満足度調査に関する問題を解くことができます。特に、重複した人数を取り除くために、数式を使って適切に計算を行うことが重要です。解き方を覚えれば、似たような問題にも対応できるようになります。


コメント