算数の問題でよく見る「④÷（2+3）×3」という式ですが、括弧の中の「2+3」がどこから来て、なぜその後に「×3」がついているのかが気になる方も多いでしょう。この記事では、この式がどういう意味なのか、計算の順序を詳しく解説します。
計算の順序を理解しよう
まず、算数の計算では「計算の順序」が非常に重要です。計算を正しく行うためには、決められたルールに従って計算を進める必要があります。そのルールが「演算の優先順位」で、これに従うことで正しい結果を得ることができます。
基本的に、括弧の中は他の演算よりも先に計算します。そのため、式の中に「（2+3）」のように括弧があった場合、まずこの部分を計算してから次の計算を行います。
（2+3）はなぜ必要か
式「④÷（2+3）×3」の「（2+3）」部分は、単に足し算をしているだけです。この部分は、計算の順序を守るために必要です。もしも括弧がなければ、計算がうまくいきません。
なぜなら、演算の順序に従って、掛け算や割り算は足し算や引き算よりも先に計算されるからです。括弧を使って、最初に足し算「2+3」を計算してから、次にそれを使って計算を進める必要があります。
（2+3）を計算してから次の計算を行う
「（2+3）」を計算すると、5になります。したがって、式は次のように変わります。
- ④÷5×3
ここからは、割り算と掛け算が含まれていますが、演算の順番では割り算と掛け算は左から右に進めていきます。そのため、最初に「④÷5」を計算します。
（4÷5）×3の計算方法
「④÷5」を計算すると、結果は0.8になります。次に、この結果に「×3」を計算します。
- 0.8×3 = 2.4
これで計算が完了します。つまり、「④÷（2+3）×3」の答えは「2.4」になります。
まとめ
算数の計算で「（2+3）」のような括弧が登場する場合、まずその部分を計算し、その結果を使って次の計算を進めることが大切です。演算の順序を守ることで、正しい答えを得ることができます。今回の問題では、まず「2+3」を計算し、その後に割り算と掛け算を順番通りに進めることで、最終的に答えを求めることができました。
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