方程式2cos^2θ+sinθ-a=0の解法と定数aの範囲の求め方

高校数学

この問題は、三角関数を使って方程式を解き、定数aの範囲を求める問題です。問題文にある「方程式2cos^2θ+sinθ-a=0(0°≦θ≦180°)をみたすθが2つだけあるような定数aの値の範囲を求めよ。」という課題に対して、どのように進めるのかを順を追って解説します。

1. 方程式の整理

与えられた方程式は「2cos^2θ + sinθ – a = 0」です。この方程式を解くためには、まず三角関数の恒等式を使って整理します。cos^2θ = 1 – sin^2θを使って、式をsinθのみに関する二次方程式に変形することができます。

2. 変形して二次方程式にする

まず、cos^2θを1 – sin^2θで置き換えます。この式は次のように変形できます。

2(1 – sin^2θ) + sinθ – a = 0

これを展開すると、次のようになります。

2 – 2sin^2θ + sinθ – a = 0

さらに整理すると、以下の二次方程式が得られます。

-2sin^2θ + sinθ + (2 – a) = 0

この式は、sinθに関する二次方程式です。

3. 解の個数を考える

この二次方程式が解を2つ持つためには、判別式Δが0以上である必要があります。判別式Δは次のように求められます。

Δ = b^2 – 4ac

ここで、a = -2、b = 1、c = 2 – aです。これを代入して判別式Δを計算し、解が2つある条件を求めます。

4. 判別式を使ってaの範囲を求める

判別式Δを計算すると、次のようになります。

Δ = 1^2 – 4(-2)(2 – a) = 1 + 8(2 – a) = 1 + 16 – 8a = 17 – 8a

このΔが0以上であるための条件は、次のようになります。

17 – 8a ≥ 0

これを解くと、a ≤ 17/8となります。さらに、解が2つだけであるためにはa > 1である必要があります。

5. 結論

よって、定数aが2つの解を持つためには、aの範囲は「1 < a < 17/8」となります。

このようにして、aの範囲を求めることができました。問題で与えられた条件を満たすaの範囲は、1 < a < 17/8です。

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