ばねの単振動の周期を求める方法:バネ定数の計算と問題解説

物理学

物理の問題でよく出題されるのが、バネに質量をつるしたときの単振動に関する問題です。この記事では、バネ定数を求める方法から、単振動の周期の計算方法までを詳しく解説します。

単振動の周期を求める基本式

単振動の周期Tは、次の式で表されます:
T = 2π√(m/k)
ここで、mは質量、kはバネ定数です。この式を使うためには、まずバネ定数kを求める必要があります。

バネ定数kの求め方

バネ定数kを求めるには、バネにかかる力が重力と釣り合っている状態で、バネの伸びを使います。重力加速度gが9.8m/s²、質量mが1.6kgの場合、バネにかかる力Fは次のように計算されます:
F = mg = 1.6 × 9.8 = 15.68 N

次に、バネ定数kを求めます。バネがどれくらい伸びたか(伸び率)が分かる場合、フックの法則を使って次の式でkを求めることができます:
F = kx
ここで、xはバネの伸びです。この問題では、バネが98cm(0.98m)伸びたので、バネ定数kは次のように計算されます:
k = F / x = 15.68 / 0.98 = 16 N/m

単振動の周期Tの計算

バネ定数kが分かったので、次は単振動の周期Tを求めます。先ほどの式T = 2π√(m/k)を使い、m = 1.6kg、k = 16 N/mを代入すると、次のように計算できます。

T = 2π√(1.6 / 16) = 2π√(0.1) ≈ 2π(0.316) ≈ 1.98秒

実際の計算例

このように、バネ定数kを求め、その後単振動の周期Tを計算することで、問題を解くことができます。計算を通じて、物理的な概念をより深く理解することが可能です。

まとめ

この問題では、まずバネ定数kを求め、その後単振動の周期Tを計算しました。物理の問題において、力の釣り合いやバネ定数の求め方を理解することが重要です。実際に手を動かして計算をすることで、より理解が深まります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました