中学1年生の数学でよく出題される問題の一つに、比例式を使って未知の量を求める問題があります。今回は、牛乳とコーヒーが入った容器に関する問題を通じて、比例式の使い方を解説します。問題は、最初にA容器に400mlの牛乳が入っており、B容器にコーヒーが入っている状態から始まります。
問題の内容
問題文によると、Bの容器にコーヒーが何mlか入っており、そこから200mlのコーヒーをAの容器に移します。その結果、Aの容器の中のコーヒーと牛乳の比が5:2になり、Bの容器に残っているコーヒーの量と合わせて比が成り立ちます。このとき、B容器に最初に入っていたコーヒーの量を求めることが問題です。
比例式を使って解く方法
まず、A容器には400mlの牛乳が入っており、B容器から200mlのコーヒーを取り出してA容器に加えたとします。A容器に加わったコーヒーの量は200mlです。そして、問題で与えられた比がA容器のコーヒーと牛乳の量の比が5:2であることから、次のように考えます。
A容器のコーヒーの量:A容器の牛乳の量 = 5 : 2
ここから、A容器に加わったコーヒーの量を含めた比を基にして、B容器の初めのコーヒーの量を求めることができます。
問題を式で解く
比例式を使って解くためには、まずA容器にある牛乳とコーヒーの比が5:2になるという条件を式にします。牛乳が400ml、コーヒーが200mlだとすると、A容器の中のコーヒーの量がxと置いた場合、比例式は次のように立てられます。
(x) : 400 = 5 : 2
これを解くことで、A容器にあるコーヒーの量を求めることができます。この比を使って計算を進めていくことで、B容器の最初のコーヒーの量も求められます。
具体的な計算例
具体的に解いてみましょう。A容器のコーヒーの量がxとすると、次のような比例式が成り立ちます。
x / 400 = 5 / 2
これを解くと、x = 400 * 5 / 2 = 1000mlとなります。つまり、A容器に加わったコーヒーの量は1000mlとなります。
まとめ:比例式の活用法
この問題を通じて、比例式を使って実生活の問題を解く方法を学ぶことができました。重要なのは、問題文から与えられた比を使って、式を立てていくことです。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、実際に手を動かして計算することで、比例式を使った問題解決に慣れていくことができます。
このような問題を解くためには、まず比例式の立て方をしっかり理解することが重要です。練習を重ねていけば、解ける問題が増えていきますので、安心して挑戦してみてください。


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