三相三線36kWの動力負荷に流れる電流の計算方法

三相三線36kWの動力負荷に流れる電流を計算するには、三相交流の基本的な計算式を理解することが重要です。この記事では、その計算方法を詳細に説明します。

1. 三相交流の基本的な計算式

三相交流回路では、電力の計算において以下の式を使用します。
P = √3 × V × I × cos(θ)
ここで、Pは電力（kW）、Vは電圧（V）、Iは電流（A）、cos(θ)は力率（通常0.8〜1.0）です。

36kWの動力負荷における電流を計算するためには、まずは供給される電圧と力率を知る必要があります。たとえば、一般的に三相回路で使用される電圧は200Vまたは400Vです。これを基に計算を行います。

例えば、力率を1、供給電圧を200Vとした場合、以下の式で電流を求めることができます。
I = P / (√3 × V × cos(θ))
36,000 W / (√3 × 200V × 1) = 103.92 A
この場合、流れる電流は約104Aです。

三相交流回路で36kWの動力負荷に流れる電流を計算する際は、電圧と力率の値を適切に代入し、電流値を求めることができます。供給電圧が異なる場合や、力率が変わる場合は、この計算式を適用することで、正確な電流値を算出できます。