この問題では、企業の財・サービスの価格と需要量の関係を表す式を用いて、さまざまなシナリオにおける価格設定や需要量の変化を求める問題を解いていきます。
(4-1)価格が200のとき、需要量は0である
この問題では、価格が200円から1円下がるごとに需要量がどのように変化するかを求めます。まず、需要量の式 d = -5p + 1000 から、価格が200円のときの需要量を計算します。その後、価格が1円下がるごとに需要量がどの程度増加するかを求めます。
計算すると、価格が1円下がるごとに需要量は5ずつ増加します。このため、(イ)の答えは②5となります。
(4-2)需要量が150に達する価格
次に、需要量が150のときの価格を求めます。需要量の式 d = -5p + 1000 にd = 150を代入し、価格pを求めます。この計算により、需要量が150になる価格は17円となります。
(4-3)経営の視点での価格設定
最後に、価格が17円であるとき、価格を上げることが企業に与える影響について考えます。価格をPよりも高く設定すると、需要量が減少し、150を売り切ることはできません。価格をPよりも低く設定した場合、需要量は増えますが、その場合は価格をもっと下げれば企業に入るお金が増えるという理由で、(ロ)は②もっと下げれば企業に入るお金が増えるとなります。
まとめ
この問題を通じて、需要量と価格の関係を理解することが重要です。また、経営の視点からは価格設定が企業の収益にどのように影響するかを考えることが求められます。


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