石膏粘土で作成した作品は、ポスターカラーなどで色付けをした後に、コーティングを施すことでその耐久性や防水性を高めることができます。艶を出さずにコーティングをする方法について解説します。
石膏粘土作品のコーティングに必要なこと
石膏粘土で作られた作品は、乾燥すると脆くなるため、長期間良い状態を保つためには、適切なコーティングが必要です。コーティングは、防水性を高め、汚れや衝撃から作品を守るために重要です。また、ポスターカラーの絵の具で色付けをした作品には、艶が出ないコーティングを選ぶことが大切です。
艶が出ないコーティング方法
艶を出さないコーティング剤としておすすめなのは、マット仕上げのニスやワックスです。これらのコーティング剤は、作品にツヤを与えることなく、しっかりとした保護膜を作ることができます。特に「マットニス」は乾燥後に艶が出ないため、絵の具の風合いをそのまま保ちつつ、防水性や耐久性を高めることができます。
また、マットワックスも同様に、光沢を抑えた仕上がりとなり、手触りや風合いも損なうことなくコーティングが可能です。これらは、石膏粘土に適しており、表面をしっかりと保護します。
コーティング剤の選び方
コーティング剤を選ぶ際には、作品の使用状況や目的を考慮することが大切です。屋外に置く予定がある場合は、防水性の高いニスを選ぶと良いでしょう。屋内での飾り用であれば、乾燥後に艶が出ないマットニスやワックスがおすすめです。
ポスターカラーで塗った作品の場合、色が鮮やかであるため、透明度の高いコーティング剤を選んで、色味を損なわないようにすることが大切です。特に、色を変えずに保護したい場合は、アクリル系のマットニスが最適です。
実際の塗り方とポイント
コーティングを塗る際は、まず表面が完全に乾燥していることを確認してください。次に、コーティング剤を薄く均一に塗ることが重要です。ブラシやスポンジを使って塗るときは、ムラを避けるために軽く重ね塗りをして、乾かしてから再度塗布することをおすすめします。
また、塗りすぎに注意し、少量ずつ塗り重ねていくと、より美しい仕上がりになります。コーティングを重ねることで、耐久性や防水性が高まりますが、塗りすぎると色が変わる場合があるため、少しずつ調整することが大切です。
まとめ
石膏粘土で作った作品に艶が出ないようにコーティングするには、マットニスやマットワックスが最適です。これらのコーティング剤を使うことで、耐久性や防水性を高め、絵の具の風合いを保つことができます。適切なコーティング方法を実践することで、大切な作品を長く楽しむことができるでしょう。

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