「東洋水産(とうようすいさん)」という社名が、カップ麺のパッケージ上では以前は漢字で表記されていたのに、現在では「TOYO SUISAN」などローマ字で表記されているのを見たことがある人も多いでしょう。この記事では、その変更時期や背景をできるだけ具体的に調べてご紹介します。
社名とロゴの変遷から読み解く表記変更の背景
東洋水産株式会社の公式のあゆみによると、社章・ロゴ等の大きな変更が行われたのが1986年(昭和61年)に「CIシステム導入/TSマーク制定」という記録があります。([参照]https://www.maruchan.co.jp/company/info/history.html)
それに伴い、海外展開やブランドの国際化を視野に「Maruchan」ブランド・ローマ字展開が進んだことも読み取れます。([参照]https://www.maruchan.co.jp/csr/reports/pdf/2012/p05-08.pdf)
パッケージ上で「漢字→ローマ字」に変更された具体的な例
例えば、カップ麺「マルちゃん 富士宮やきそば」の2020年5月4日発売のリニューアル版では、パッケージにローマ字表記 “FUJINOMIYA‑YAKISOBA” が追加されたというレビュー記事があります。([参照]https://cupmen-review.com/fujinomiya-yakisoba-2020/)
この事例から、少なくとも2020年時点で製品パッケージに「ローマ字を併記/強調」する動きがあったことが分かります。
「漢字から一斉にローマ字に変わった」という裏付けは?
一方で、東洋水産が公式に「漢字表記からローマ字表記へ切り替えた正確な年・製品」について発表している資料は見つかっていません。つまり、「いつからすべての製品で漢字→ローマ字に変更されたか」を断定する信頼できる公開情報は現時点では確認できないということです。
質問者のように「昔は漢字でしたが今はローマ字に変わった」という印象は、多くの消費者が抱えているものの、その換装が統一的・同時期に行われたことを示す明確な記録は見つかっていないのが実情です。
変更の時期を推測すると
以上を踏まて推測すると、次のような時期が考えられます。
- 1980年代中盤:社のCI/ブランド戦略が大きく見直された時期(1986年あたり)
- 2010年代〜2020年:製品パッケージにローマ字表記が追加・強化された時期(例:2020年5月の富士宮やきそば)
したがって、「漢字表記からローマ字表記へ本格的に切り替えを進めたのは**おそらく1980年代後半から徐々に**、そして具体的製品では**2020年頃までに幅広く見られるようになった**と整理するのが妥当です。
なぜローマ字表記への切り替えが行われたのか?
いくつかの理由を背景として考えられます。
- グローバル展開の強化:海外市場/輸出拠点の拡大に伴い、ローマ字やアルファベット表記がブランドの国際化に寄与します。
- 統一ブランドイメージの構築:国内外でのブランド一貫性を保つため、漢字・カナ・英字の混在を整理する意図もあります。
このような背景から、カップ麺や即席麺を扱う製品パッケージにも「TOYO SUISAN」「MARUCHAN」などローマ字形が増えてきたと考えられます。
まとめ:何年前から?という問いへの整理
まとめると、「漢字からローマ字に変わった」のが“何年前からか”という問いに対して、公式に「○年○月から」と明記された情報は確認できていません。
ただし、1980年代後半から徐々にローマ字化が始まり、2020年のリニューアル製品では“ローマ字併記・強化”が明らかになっているため、「おおよそ30〜40年前から変化の流れが生じ、最近10年以内(=2010年代〜2020年代)でパッケージ上のローマ字化が明確になった」と理解するのが現実的です。
もし具体的な製品ごとの切り替え年が知りたい場合は、パッケージ画像の時系列比較や製品リニューアル情報を確認すると、より詳しく探せる可能性があります。


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