英検2級 2次試験の情景描写で使う過去形と過去進行形の使い分け

英検2級の2次試験では、情景描写が求められることが多いです。過去形と過去進行形をどのように使い分けるかは、少し混乱することがあります。中学3年生でもわかるように、簡単に説明します。

1. 過去形と過去進行形の基本的な違い
2. 情景描写における過去形と過去進行形の使い分け
3. 実際の試験における使い方の例
4. まとめ

1. 過去形と過去進行形の基本的な違い

過去形は「○○した」という意味で、過去の特定の時点で起こった出来事を表します。例えば、「I ate breakfast.（私は朝ごはんを食べた）」のように、完了した行動や出来事に使います。

一方、過去進行形は「○○していた」という意味で、過去のある時点で進行中だった動作や状態を表します。例えば、「I was eating breakfast.（私は朝ごはんを食べていた）」のように、過去の特定の瞬間で行っていた動作やその進行を表現します。

2. 情景描写における過去形と過去進行形の使い分け

情景描写で過去形と過去進行形を使い分ける際には、まず描写したい「出来事の種類」を考えることが重要です。過去形は、物事がすでに完了したことを示すのに使います。たとえば、「The sun set behind the mountains.（太陽が山の後ろに沈んだ）」のように、過去の出来事を簡潔に伝える時に使います。

一方、過去進行形は、情景を描く際にその場の動きや進行中の状態を表現するために使います。例えば、「The children were playing in the park.（子どもたちは公園で遊んでいた）」のように、行動が続いている最中を描写する際に有効です。

3. 実際の試験における使い方の例

試験の際には、情景が静的なものか動的なものかを考えて使い分けます。もし、ある出来事が一瞬で終わったなら過去形を、進行中の出来事を説明したい場合は過去進行形を使います。

例えば、「I saw a bird flying in the sky.（私は空を飛んでいる鳥を見た）」は過去形です。一方で、「I was walking down the street when I saw the bird.（私は通りを歩いていたときに鳥を見た）」は過去進行形を使っています。後者の文では、歩いていたという進行中の動作に焦点を当てています。