この問題では、与えられた条件a + b = 1に対して、a^2 + b^2 > abという不等式を証明する方法を紹介します。中学・高校数学の基本的な手法を活用して、証明を進めていきます。
問題の整理
与えられた不等式は、a + b = 1という条件のもとでa^2 + b^2 > abを証明するというものです。まず、与えられた条件を用いて不等式を変形していきましょう。
式の変形
a + b = 1を使って、a^2 + b^2の部分を変形します。まず、a^2 + b^2は次のように変形できます。
a^2 + b^2 = (a + b)^2 – 2ab
ここで、a + b = 1なので、(a + b)^2は1^2 = 1になります。よって、a^2 + b^2は次のようになります。
a^2 + b^2 = 1 – 2ab
不等式の成り立ち
次に、不等式a^2 + b^2 > abを考えます。先ほどの式を代入すると、次のようになります。
1 – 2ab > ab
これを整理すると。
1 > 3ab
abの範囲
ここで、a + b = 1なので、aとbはともに実数であり、0 < a < 1、0 < b < 1です。このことから、abは正の値を取ります。さらに、aとbが0より大きいので、ab < 1/3 となります。この条件が満たされるので、不等式1 > 3abは成立します。
まとめ
このように、式の変形を通じて、与えられた不等式a^2 + b^2 > abが成立することを証明することができました。証明のステップは、まずa^2 + b^2をa + b = 1を使って変形し、その後不等式を整理していくという流れでした。この方法を他の類似の問題にも応用できるので、ぜひ覚えておきましょう。


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