韓国語には、数量が予想される程度を超えたり、限度に達することを表す表現として「(이)나」と「째」があります。これらの使い方に違いがあり、初心者には混乱を招くこともあります。今回はそれぞれの使い分け方と違いについて解説します。
「(이)나」の使い方
「(이)나」は、数量や時間の制限を超えることを強調する表現で、主に名詞の後に使用されます。例えば、「十年이나(十年も)」や「백 원이나(百ウォンも)」のように、予想以上に多かったり、期待を超える量を表現する際に使います。
「째」の使い方
「째」は、同じ事象が続いている回数を表す表現です。特に「年」や「月」などの時間単位に使われます。例として、「십 년째(十年目)」や「이틀째(2日目)」などがあります。この表現は、ある期間が続いていることを強調する際に使われます。
「(이)나」と「째」の使い分け
「(이)나」は予想を超える数量や期間を強調するために使うのに対し、「째」はその期間や回数が続いていることを示す表現です。「(이)나」は数量や期間が多いことに焦点を当て、「째」はその継続性に焦点を当てています。
具体例での違い
具体的な例を挙げてみましょう。「십 년이나」(十年も)は、「十年間が経過した」という事実を強調する表現で、特定の時間がどれだけ長かったかを強調します。一方で「십 년째」(十年目)は、「十年目に達した」という意味で、継続的にその期間が過ぎていることを示します。
まとめ
「(이)나」と「째」は、どちらも数量や期間に関する表現ですが、そのニュアンスには違いがあります。「(이)나」は量や期間が予想以上に多かったり長かったりすることを強調し、「째」はその継続性を示す表現です。正しく使い分けるためには、文脈に応じてどちらが適切かを判断しましょう。


コメント