クワガタの繁殖において、累代記録を正しく記入することは非常に重要です。特に「CBF」や「CB」の用語については、正しい使い方を理解しておく必要があります。この記事では、ヘラクレスオオカブトやオオクワガタを例に、累代記入方法について詳しく解説します。
CBとCBFの違いと意味
まず、「CB」と「CBF」の違いについて説明します。CBは「Captive Bred」の略で、「飼育下繁殖」を意味します。これに対して、CBFは「Captive Bred F1」の略で、CBで繁殖した個体の第一世代（F1）を指します。簡単に言うと、CBは飼育下で繁殖された初めての世代、CBFはその子供、つまりF1世代です。
例えば、オークションで購入した「ヘラクレス ヘラクレス グアドループ産 オス CB」と「ヘラクレス ヘラクレス グアドループ産 メス CB」の場合、その個体は全てCBであり、その子供が成虫になるとCBF1になります。
ヘラクレスオオカブトとオオクワガタの累代記入方法
ヘラクレスオオカブトやオオクワガタの場合も、同様に累代記入が必要です。例えば、グアドループ産のヘラクレスオオカブトのオスとメスがCBであった場合、その子供（幼虫）をCBF1と記入します。その後、CBF1同士をブリードして得られた子供はCBF2となります。
また、オオクワガタの場合、もし「津山産 幼虫 オス CB」「津山産 メス 累代記入不明」をブリードした場合、この場合は親が不明な場合でも「CB」と記入することができます。これは、親が飼育下で繁殖された場合、累代が不明でもその個体はCBに分類されるためです。
ブリードと累代記入の例
ブリードにおける累代記入方法は以下のようになります。
- ヘラクレスオオカブトのオス（CB）とメス（CB）をブリードした場合、その子供はCBF1と記入。
- CBF1同士をブリードした場合、その子供はCBF2と記入。
- オオクワガタの場合、親が不明でも、CBとして記入し、子供はCBF1として記入。
このように、ブリードした個体が次世代を生んだ場合、その累代は順番に記録していきます。重要なのは、親がCBまたはCBF1であれば、その子供はF1世代として記録することです。
まとめ
クワガタの繁殖において、累代記入は非常に重要であり、正確な記録が繁殖計画に役立ちます。「CB」と「CBF」の違いを理解し、適切に記入することが大切です。ヘラクレスオオカブトやオオクワガタを例に、どの世代がどのように記録されるかを正確に把握し、繁殖管理を行うことが、繁殖の成功に繋がります。
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