15%のマージンを考慮した金額設定の誤解とその解決方法

数学

ビジネスにおいて価格設定を行う際、マージンを加減算するときに誤解が生じやすいことがあります。例えば、7000円を残したい場合に、15%を加えたり引いたりした金額が一致しない理由について、この記事でその誤解を解き明かします。

15%のマージンを加減算した場合の計算式

まず、15%のマージンを考慮した価格設定の計算方法を見てみましょう。7000円を残したい場合、次のように計算します。

7000円 × 1.15 = 8050円(マージンを加えた金額)

次に、この8050円から15%を引くと。

8050円 × 0.85 = 6842.5円

この計算の結果、最初の7000円には達していません。

マージンを加減算した金額が一致しない理由

なぜこの計算が一致しないのかというと、マージンを加算した後に再度その金額から引く場合、元の金額に戻るわけではないからです。つまり、1.15倍した金額に対して15%を引くと、引かれる金額は元の金額の15%ではなく、加算後の金額の15%になるため、最終的な金額が元の金額に戻らないのです。

実際に、元の金額に戻すには、加算する金額が必要で、単純に15%を引くだけでは元の金額を維持できません。

7000円を残すための正しい計算式

7000円を残すためには、最初に加算する金額を計算する必要があります。この場合、15%を引いた後に7000円が残るように設定する必要があります。したがって、次のように計算します。

残したい金額 ÷ (1 - マージン率) = 7000 ÷ (1 - 0.15) = 7000 ÷ 0.85 = 8235円

つまり、最初に8235円に設定することで、15%を引いた後に7000円が残ります。

まとめ

マージンを加算したり引いたりする場合、加算後に引く際の元の金額と変更後の金額の違いを理解することが重要です。15%のマージンを考慮して7000円を残したい場合、最初に8235円を設定することが正しい方法です。マージンを単純に加減算するのではなく、適切な方法で計算を行いましょう。

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