百人一首のピンク札(桃札)は、初心者向けの暗記法「五色百人一首」において、上の句の先頭の文字を覚えることで下の句を特定できる札です。以下にピンク札の一覧と、それぞれの決まり字を示します。
ピンク札(桃札)一覧と決まり字
| 番号 | 上の句 | 決まり字 | 下の句 |
|---|---|---|---|
| 1 | なげけとて | なげ | つきやはものをおもはする |
| 2 | こぬひとを | こ | まつほのうらのゆふなぎにやくやもしほの |
| 3 | もろともに | も | あはれとおもへやまざくらはなよりほかにしるひともなし |
| 4 | おとにきく | お | たかしのはまのあだなみはかけじやそでのぬれもこそすれ |
| 5 | たかさごの | たか | をのえのさくらさきにけりとやまのかすみたたずもあらなむ |
| 6 | ながからむ | ながか | こころもしらずくろかみのみだれてけさはものをこそおもへ |
| 7 | かくとだに | かく | えやはいぶきのさしもぐささしもしらじなもゆるおもひを |
| 8 | ありまやま | ありま | いでそよひとをわすれやはする |
| 9 | うらみわび | うら | ほさぬそでだにあるものをこひにくちなむなこそおしけれ |
| 10 | たれをかも | たれ | しるひとにせんたかさごのまつもむかしのともならなくに |
| 11 | しのぶれど | しの | いろにいでにけりわがこひはものやおもふとひとのとふまで |
| 12 | かぜをいたみ | かぜを | くだけてものをおもふころかな |
| 13 | たちわかれ | たち | いなばのやまのみねにおうるまつとしきかばいまかへりこむ |
| 14 | ふくからに | ふ | あきのくさきのしおるればむべやまかぜをあらしといふらむ |
| 15 | やまざとは | やまざ | ふゆぞさびしさまさりけるひとめもくさもかれぬとおもへば |
| 16 | あきのたの | あきの | わがころもではつゆにぬれつつ |
| 17 | たごのうらに | たご | うちいでてみればしろたへのふじのたかねにゆきはふりつつ |
| 18 | つくばねの | つく | みねよりおつるみなのがわこひぞつもりてふちとなりぬる |
| 19 | よのなかよ | よのなかよ | やまのおくにもしかぞなくなる |
| 20 | ながらえば | ながら | またこのごろやしのばれんうしとみしよぞいまはこひしき |
これらのピンク札は、上の句の先頭の文字(決まり字)を覚えることで、対応する下の句を特定することができます。例えば、「なげけとて」の上の句の「なげ」を覚えることで、下の句「つきやはものをおもはする」に対応する札を見つけやすくなります。
この方法は、百人一首の暗記を効率的に進めるための有効な手段です。色別に札を覚えることで、視覚的にも記憶に残りやすくなります。
さらに詳しい情報や他の色別札については、以下のリンクをご参照ください。


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