HADソフトを使用した相関分析の進め方:因子分析後のデータ処理と注意点

心理学

卒業研究を進めるにあたり、因子分析が終了した後に相関分析を行いたいと考えている方へ。今回はHAD(ヒューマンアナリシスデータ)ソフトを使用した相関分析の手順と注意点について解説します。

1. アンケートデータの読み込みについて

まず、相関分析を行う際に使用するデータは、因子分析の際に逆転処理を行ったアンケート結果です。HADソフトにおいては、データファイル(通常はCSV形式やExcelファイル)をそのまま読み込んで利用できます。この段階での注意点は、逆転処理された項目がすでに正しく処理されていることを確認することです。

2. 因子分析で除外した項目の取り扱い

因子分析で除外した項目に関しては、相関分析で使用しないようにしましょう。因子分析の段階で必要のないと判断された変数は、相関分析においても影響を与えないため、データセットから除外して分析を行うのが適切です。HADソフトでは、除外した変数を含まない新しいデータセットを作成することが可能です。

3. 相関分析の設定と実行

相関分析を実施する際には、HADソフトの相関分析ツールを利用します。変数間の相関係数を計算する際に、「ピアソンの相関係数」や「スピアマンの順位相関係数」など、分析の目的に応じて適切な手法を選びましょう。特に、5件法で収集されたデータに対しては、正規性の検定やデータの分布に注意を払うことが重要です。

4. 結果の解釈と次のステップ

相関分析の結果が出たら、相関係数の値を解釈します。値が高いほど強い相関があることを示し、負の相関があれば逆の関係があることを意味します。この段階で、得られた相関結果に基づいてさらに分析を進めるか、異なる手法を用いるかを決定します。

まとめ

相関分析を進めるにあたり、データの適切な取り扱いや因子分析後の項目除外が重要です。HADソフトを使用することで、効率よくデータ分析を進めることができますが、データの前処理や分析手法の選定には十分に注意しましょう。

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