回転数と送り速度を使った切削時間と切削速度の計算方法

工学

切削加工では、回転数や送り速度を元に切削時間や切削速度を計算することが重要です。本記事では、外径φ100mm、回転数320rpm、送り0.2mm/rev、切削長さ32mmの場合に要する時間と切削速度を計算する方法について詳しく解説します。

必要なデータと式

まず、計算に必要な情報を整理します。

  • 外径:φ100mm
  • 回転数:320rpm
  • 送り速度:0.2mm/rev
  • 切削長さ:32mm

これらのデータをもとに、切削時間と切削速度を計算します。

切削時間の計算

切削時間を求めるためには、まず送り速度を使って切削にかかる時間を計算します。送り速度は1回転あたりの移動量を示しており、次の式で求めることができます。

切削時間 = 切削長さ / 送り速度

式に代入すると。

切削時間 = 32mm / 0.2mm/rev = 160回転

次に、回転数(rpm)を使って、実際の時間を求めます。回転数は1分間に回転する回数ですので、次の式で時間を求めます。

切削時間 = 160回転 / 320rpm = 0.5分

切削速度の計算

次に、切削速度を求めます。切削速度は、外径と回転数から次の式で求めることができます。

切削速度 = π × 外径 × 回転数

式に代入すると。

切削速度 = π × 100mm × 320rpm = 32000π mm/min

まとめ

今回の計算で求めた切削時間は0.5分、切削速度は32000π mm/minとなりました。計算方法を理解しておくことで、他の切削条件にも応用できます。回転数、送り速度、外径などの条件を基に、必要な時間や速度を正確に算出できるようになります。

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