食塩水の濃度計算：蒸発後の食塩水の濃度を求める方法

食塩水の濃度計算は、化学や日常生活で非常に役立つ知識です。ここでは、濃度3%の食塩水200gに濃度5%の食塩水600gを加え、その後水分が蒸発して50g減少した場合、最終的な食塩水の濃度を求める方法について解説します。

問題の整理

最初に与えられた情報を整理します。

この情報を基に、最終的に残る食塩水の濃度を求めます。

まず、それぞれの食塩水に含まれる食塩の質量を求めます。

1. 濃度3%の食塩水200gの場合、食塩の質量は、200g × 3% = 6gです。

2. 濃度5%の食塩水600gの場合、食塩の質量は、600g × 5% = 30gです。

最初の段階での食塩の総質量は、6g + 30g = 36gです。

次に、食塩水の水分が50g蒸発した後の状態を考えます。食塩は蒸発しないため、食塩の質量は変わりません。

初めに200gと600gの食塩水が合計800gあったため、蒸発後の総重量は、800g – 50g = 750gになります。

最終的な食塩水の濃度は、残った食塩の質量を残った食塩水の質量で割ることで求められます。

残った食塩の質量は36gで、残った食塩水の質量は750gです。したがって、最終的な濃度は、(36g ÷ 750g) × 100 = 4.8%です。

水分が蒸発して全体の重さが50g減少した後の食塩水の濃度は、4.8%です。食塩水の濃度を計算する際は、食塩の質量を守り、水分だけが減少するという前提の下で計算を進めることが重要です。