船の静水時の速さを求める問題の解法: 川の流れと速さの関係

数学

この問題では、川の上流から下流、そして下流から上流に向かう船の速さを求めます。川の流れの速さと船の静水時の速さを基に、船の速さを計算する方法について解説します。

1. 問題の理解と条件の整理

まず、与えられた情報を整理しましょう。

  • 川の上流にP地点があり、下流にQ地点があります。PからQまでの距離は2.4km(2400m)。
  • QからPに向かう際に船がかかる時間は40分。
  • 川の流れの速さは分速60m。
  • 求めるのは、船の静水時の速さ(川の流れがない場合の船の速さ)。

2. 上流から下流へ向かう船の速さ

上流から下流へ向かう船は、川の流れと同じ方向に進むため、船の速さに川の流れの速さが加わります。このため、船の実際の速さは、静水時の速さ(v)と川の流れの速さ(60m/min)の合計になります。

したがって、上流から下流へ向かう船の速さは (v + 60) m/min です。

3. 下流から上流へ向かう船の速さ

下流から上流へ向かう際は、船は川の流れに逆らって進むため、船の速さから川の流れの速さ(60m/min)を引いた速さで進みます。

したがって、下流から上流へ向かう船の速さは (v – 60) m/min です。

4. 船の時間と速さの関係

QからPに向かう際の時間が40分、つまり2/3時間です。この時間を使って、船が進む距離(2400m)を計算できます。船の速さを (v + 60) とすると、船が進む距離は次のように計算できます。

距離 = 速さ × 時間。したがって、2400 = (v + 60) × 2/3。

この式を解くと、船の速さ v = 120m/min となります。

5. まとめ

川の流れと船の速さを基に、船の静水時の速さを計算する方法について解説しました。静水時の速さは、船の速さが川の流れの速さに加減されることによって変わるため、速さの計算には流れの影響をしっかりと考慮する必要があります。

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