数学の問題で「x + y ≦ k なる任意の実数 x, y に対して x^3 + y^3 ≦ k が成立するような k の条件を求めよ」というものがあります。これは、実数の範囲での不等式とその変形を通じて、関数の性質を活用しながら答えを導く問題です。
1. 問題の確認
与えられた式「x + y ≦ k」に基づいて、x^3 + y^3 ≦ k を満たすための k の条件を求める問題です。まずは問題の解法の流れを理解しましょう。
2. 解法のアプローチ
最初に、「∀x,y, [x+y≦k ⇒ x^3+y^3≦k]」という形式で問題に取り組んでいます。次に、式の変形において、x と y を特定の値に固定し、最終的に k の条件を導く過程を説明します。
2.1 y を固定した場合
y を固定した場合、x^3 + y^3 – k を x について増加関数として考え、x^3 + y^3 – k が最大値を取る点を求めます。これは、x ≦ k – y の範囲において、関数の最大値を計算するための方法です。
3. 解答の確認
最終的な答えに到達するためには、以下のような手順で式を変形します。
- k = 0 または k < 0 かつ (1/4)k^3 - k ≦ 0 の条件が求められる。
- この結果から、k ≦ -2 または k = 0 という条件が導き出されます。
4. 解法の書き方について
質問者は、2行目から3行目の変形について、y を固定した上での x の最大値を求める部分に疑問を持っています。確かに、正確に言うと「∀y, [∀x, x≦k-y ⇒ x^3+y^3-k≦0]」と書いた方がより明確に理解できます。
5. まとめとポイント
この問題では、x と y の値を適切に制約しながら、x^3 + y^3 の大小関係を導き出す必要があります。解法のポイントは、式の変形と関数の性質をうまく活用することです。また、解答を書く際には、各ステップをしっかりと記述し、理解しやすい形で表現することが大切です。


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