英語の第五文型において、C(補語)の部分に使われる動詞は多岐にわたります。それぞれの動詞が取る補語の形は異なり、どのような形が使えるのかを知っておくことは、文法を理解し、使いこなすために非常に重要です。この記事では、特に知覚動詞や使役動詞を中心に、第五文型のCが取る形を詳しく解説します。
第五文型とは?
第五文型とは、主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O) + 補語(C)の形を取る文型で、目的語の後に補語が来る形です。この補語Cは、目的語の状態や性質を説明する役割を持っています。一般的に、補語は名詞、形容詞、動詞の原形や過去分詞などが使われます。
makeの補語に使われる形
「make」は、使役動詞として最もよく使われる動詞の一つです。第五文型において「make」の後に来るCの部分には、原形動詞、過去分詞、形容詞、名詞が使われますが、不定詞や動名詞は基本的に使いません。例えば、
- She made him cry.(彼女は彼を泣かせた)
- The movie made me happy.(その映画は私を幸せにした)
- He made me an offer.(彼は私に提案をした)
haveの補語に使われる形
「have」の場合も第五文型で使われ、補語には原形動詞、動名詞、過去分詞、形容詞が来ることがあります。例えば、
- I had him help me.(私は彼に助けさせた)
- She has had the house repainted.(彼女はその家を再塗装させた)
- They have the children tired.(彼らは子供たちを疲れさせた)
getの補語に使われる形
「get」もまた使役動詞で、補語として不定詞、動名詞、過去分詞、形容詞が来ることが多いです。特に不定詞が使われることが一般的ですが、動名詞も使用されることがあります。例えば、
- She got him to help her.(彼女は彼に助けさせた)
- He got the job done.(彼はその仕事を終わらせた)
- The joke got me laughing.(その冗談は私を笑わせた)
知覚動詞と使役動詞(find, leave, keep, let)の補語に使われる形
知覚動詞や使役動詞には、目的語の後に動詞の原形や過去分詞が続く場合があります。これらは目的語の動作や状態を表す補語として用いられます。
- find: find + 原形動詞、過去分詞
- leave: leave + 原形動詞、過去分詞
- keep: keep + 原形動詞、過去分詞
- let: let + 原形動詞
具体例
- She found him sleeping in the room.(彼女は彼が部屋で寝ているのを見つけた)
- They left the door open.(彼らはドアを開けたままにしておいた)
- He kept the room clean.(彼は部屋をきれいに保っていた)
- He let her go.(彼は彼女を行かせた)
まとめ
第五文型のC部分に使われる形は、動詞によって異なります。make、have、get、find、leave、keep、letなどの動詞は、原形動詞や過去分詞、形容詞、名詞を取ることが多いですが、動名詞や不定詞を取るものもあります。文法をしっかりと理解し、具体的な例文を通じて補語に使われる形を覚えることが、英語力を向上させる鍵となります。


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