分電盤で主幹と子ブレーカーが両方ONになっている状態で、絶縁測定を行った際の電圧の挙動について、特に「100Vの回路に125Vのテストレンジを使う」といった場合の疑問に答えます。こちらではその計算と電圧のかかり方に関して説明します。
1. 測定時に100Vと125Vの合計225Vがかかるか?
質問者様が仰っている通り、もしレンジの設定が100Vの回路に対して125Vで測定を行った場合、2つの電圧が合算されて225Vがかかるわけではありません。実際、測定に使用される電圧はその回路に設定されたものがそのまま適用されます。異なる回路で異なる電圧が設定されていても、それが単純に合計されるわけではありません。
2. 他の回路にも125Vがかかるか?
基本的に、絶縁測定中に電圧がかかるのは測定対象の回路だけです。他の回路に電圧がかかることはありません。これは、絶縁測定が特定の回路に対してのみ行われ、他の回路には影響を与えないためです。
3. 主幹を飛び越えて他の分電盤に電圧がかかるか?
主幹を飛び越えて他の分電盤に電圧がかかることは通常ありません。絶縁測定の電圧は、測定対象の回路にのみ影響を与えます。分電盤の設計上、主幹から他の分電盤へ直接的に電圧が伝わることはなく、安全性も確保されています。
まとめ
絶縁測定時には測定対象の回路に設定された電圧のみが作用し、他の回路や分電盤には影響が及ぶことはありません。もし電圧の挙動に不安があれば、専門的な電気の知識を持つ技術者に確認することが重要です。


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