インターハイの競技施設には、バスケットボール、テニス、新体操など、さまざまな競技のコートがあります。これらの競技のコートや演技面の寸法を基に、三角形の面積を求める方法を解説します。特に、三辺の長さが与えられた場合の面積計算について詳しく見ていきます。
1. コートの寸法
まず、インターハイで使用される主要な競技のコートや演技面の寸法を確認しましょう。以下に各競技のコートの短い辺を示します。
- バスケットボールコート: 短辺の長さは14mです。
- テニス(シングルス)コート: 短辺の長さは8.23mです。
- 新体操の演技面: 短辺の長さは13mです。
これらの数値を小数点以下で四捨五入し、それぞれa、b、cとして用います。
2. 三角形の面積を求める方法
与えられた三辺の長さa、b、cで構成される三角形の面積を求める方法は、ヘロンの公式を使用することで計算できます。
ヘロンの公式では、まず三角形の半周長sを求めます:
s = (a + b + c) / 2
その後、次の公式を使って面積Aを求めます:
A = √(s * (s – a) * (s – b) * (s – c))
この公式を使うことで、三角形の面積を正確に計算することができます。
3. 面積計算の具体例
例えば、バスケットボールコート(a = 14m)、テニスコート(b = 8.23m)、新体操の演技面(c = 13m)の三辺を用いて、三角形の面積を計算します。
まず、三辺a、b、cを四捨五入して、a = 14m, b = 8m, c = 13mとします。この値をヘロンの公式に代入して計算します。
半周長s = (14 + 8 + 13) / 2 = 17.5m
面積A = √(17.5 * (17.5 – 14) * (17.5 – 8) * (17.5 – 13)) = √(17.5 * 3.5 * 9.5 * 4.5) = 44.45m²
したがって、この三角形の面積は約44.45平方メートルとなります。
4. 三角形が存在しない場合
ヘロンの公式を使う場合、計算結果が正しい面積を得られるためには、三辺が三角形を構成できる必要があります。三辺の長さが条件を満たしていない場合、三角形は存在しないため、面積は0となります。
三角形が成立するためには、次の不等式が成立する必要があります:
a + b > c, a + c > b, b + c > a
もしこれらの不等式が満たされない場合、三角形は存在しません。
5. まとめ
インターハイの競技コートの寸法を基に、三角形の面積を求める方法について解説しました。ヘロンの公式を使用すれば、三辺が与えられた場合に簡単に面積を計算することができます。ただし、三辺が三角形を構成できる条件を満たしているか確認することが大切です。


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