この問題では、一次関数と曲線を使って囲まれる図形の面積を求め、その最小値を見つける方法について説明します。与えられた情報に基づき、どのように解法を進めていくかを段階的に解説していきます。
1. 問題の整理と直線の式の求め方
与えられた点(0, a+1/2a)と(1, a)を通る直線の方程式を求めるために、まずは直線の傾きを計算します。傾きmは、yの増加量をxの増加量で割ったものです。
直線の傾きmは、次の式で求められます。
m = (a – (a + 1/2a)) / (1 – 0) = -1/2a
2. 直線の方程式
傾きmがわかったので、直線の方程式をy = mx + bの形式で書きます。ここで、bはy切片を表し、点(0, a+1/2a)を通るので、y切片はa + 1/2aとなります。
したがって、直線の式は以下のように表されます。
y = (-1/2a)x + (a + 1/2a)
3. 図形の面積を求める
次に、曲線y = ax^2、y軸、そして直線APで囲まれる図形の面積S(a)を求めます。積分を用いてこの面積を計算する方法について解説します。
面積S(a)は、x = 0からx = 1までの範囲で、曲線y = ax^2と直線y = (-1/2a)x + (a + 1/2a)の間の領域を求めることで得られます。
4. 面積の最小値を求める
最後に、得られた面積S(a)の式を微分して、その最小値を求めます。最小値を求めるには、まず微分して導関数を0にする点を求め、その点でのS(a)を計算します。
微分後、最小値を求めるためにaの値を解きます。解が求まったら、そのaの値を代入して最小の面積を求めます。
5. まとめ
この問題では、一次関数と曲線の交点で囲まれた面積を求める方法を学びました。最小値を求めるために微分を用いることで、最も効率的に解答を得ることができます。このような問題に取り組むことで、微分の活用方法や面積計算の手順に慣れることができます。
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