中学受験の算数では、速さに関する問題がよく出題されます。特に、「反対方向に歩くAさんとBさんが最初にすれちがう時間」のような問題は、速さ、時間、距離の関係を理解するための良い練習問題です。この問題を解くためには、AさんとBさんの速さを合わせた速さを使う必要があります。
問題の整理
問題は以下の通りです。
- Aさんは21分で1周
- Bさんは28分で1周
- AさんとBさんは反対方向に歩き始める
- 何分後に最初にすれちがうか
速さの求め方
Aさんの速さは、1周を21分で歩くので、速さは1/21(1分間で進む距離)です。同様に、Bさんは1周を28分で歩くので、速さは1/28です。
反対方向に歩く場合、2人の速さは合計されます。したがって、2人の速さの合計は、1/21 + 1/28 です。
速さの合計の計算
速さの合計を求めるには、分数の足し算をします。
1/21 + 1/28 の最小公倍数は84です。したがって、次のように計算します。
(1/21) + (1/28) = (4/84) + (3/84) = 7/84 = 1/12
これにより、AさんとBさんが反対方向に歩くと、合計速さは1/12です。つまり、1分間で2人は1/12の距離を進むことになります。
最初にすれちがう時間
1周の距離を1としたとき、AさんとBさんが最初にすれちがう時間を求めるには、1を合計速さ1/12で割ります。つまり、
時間 = 1 / (1/12) = 12分
まとめ
AさんとBさんが反対方向に歩き始めると、最初にすれちがうのは12分後です。この問題は、速さ、時間、距離の基本的な関係を理解するための良い例となります。速さの合計を使って、反対方向に動く2人がすれちがう時間を求める方法を覚えておくと、他の類似の問題にも対応できるようになります。


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