関数f(x) = (x + a)e^(2x^2)の極大値と極小値をもつためのaの範囲の求め方

高校数学

関数f(x) = (x + a)e^(2x^2)において、極大値と極小値をもつためのaの範囲を求める問題です。まず、極値を求めるために必要なステップを解説し、その後に解法を示します。数学的な手法を使って、aの条件を導き出しましょう。

1. 関数の微分を求める

関数f(x) = (x + a)e^(2x^2)において、極大値や極小値を求めるためには、まずf(x)の1階微分を求める必要があります。連鎖律を使って、次のように微分します。

f'(x) = (x + a) * d/dx[e^(2x^2)] + e^(2x^2) * d/dx(x + a)

d/dx[e^(2x^2)] = e^(2x^2) * 4x

d/dx(x + a) = 1

したがって、f'(x)は次のように求められます。

f'(x) = (x + a) * 4x * e^(2x^2) + e^(2x^2)

f'(x) = e^(2x^2)[(x + a) * 4x + 1]

2. 極値を求めるための条件

極値を求めるためには、f'(x) = 0となるxの値を求めます。

e^(2x^2)は常に正なので、方程式は次のようになります。

(x + a) * 4x + 1 = 0

これを展開すると、次のようになります。

4x^2 + 4ax + 1 = 0

3. 判別式を使って解の範囲を求める

2次方程式4x^2 + 4ax + 1 = 0の解の有無を判断するために、判別式Dを求めます。

D = (4a)^2 – 4 * 4 * 1 = 16a^2 – 16

極値が存在するためには、判別式Dが0以上である必要があります。

D ≥ 0 より、16a^2 – 16 ≥ 0

a^2 ≥ 1

したがって、a ≥ 1 または a ≤ -1となります。

4. 結論

したがって、関数f(x) = (x + a)e^(2x^2)が極大値と極小値をもつためのaの範囲は、a ≥ 1 または a ≤ -1となります。

この範囲であれば、f(x)は実数の範囲で極大値と極小値を持ち、解析が可能となります。

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