ベクトルの合成と長さの計算:tの値を求める方法

高校数学

今回の問題は、ベクトルの合成を行い、ベクトルcの長さが与えられたときに、tの値を求める問題です。ベクトルa = (3, 1) とベクトルb = (1, 2) が与えられており、ベクトルc = ベクトルa + t × ベクトルb と表されます。ベクトルcの長さが√15のとき、tの値を求める方法を見ていきましょう。

1. ベクトルcの式を立てる

まず、ベクトルcはベクトルaとベクトルbを組み合わせたものです。ベクトルc = (3, 1) + t × (1, 2) と書けます。ここで、tはスカラーです。ベクトルcは次のように成ります。

c = (3 + t, 1 + 2t)

2. ベクトルcの長さを求める

ベクトルcの長さは、cの成分の二乗和の平方根で求められます。cの長さ |c| は次の式で表されます。

|c| = √((3 + t)² + (1 + 2t)²)

3. 長さの条件を使ってtを求める

問題では、ベクトルcの長さが√15であると与えられています。つまり、次の式が成り立ちます。

√((3 + t)² + (1 + 2t)²) = √15

両辺を二乗すると、次の式が得られます。

(3 + t)² + (1 + 2t)² = 15

4. 式を解く

式を展開して整理します。

(9 + 6t + t²) + (1 + 4t + 4t²) = 15

10 + 10t + 5t² = 15

5t² + 10t – 5 = 0

この二次方程式を解くために、まずは両辺を5で割ります。

t² + 2t – 1 = 0

5. tの値を求める

この二次方程式を解くために、解の公式を使います。解の公式は次のように与えられます。

t = (-b ± √(b² – 4ac)) / 2a

ここで、a = 1, b = 2, c = -1 です。これを解くと。

t = (-2 ± √(2² – 4 × 1 × -1)) / 2 × 1

t = (-2 ± √(4 + 4)) / 2

t = (-2 ± √8) / 2

t = (-2 ± 2√2) / 2

t = -1 ± √2

6. 結果

したがって、tの値は次の2つの解を持ちます。

t = -1 + √2 または t = -1 – √2

このようにして、ベクトルcの長さが√15であるときのtの値を求めることができました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました