90年代前半、新潟の実家で行っていたコメ作りの手順を振り返りながら、その過程における重要なポイントや実際の操作方法を解説します。昔ながらのコメ作りの方法について興味がある方に向けて、具体的な作業手順を整理していきます。
1. タネの購入と発芽
まず、農協からコメのタネを購入し、ポットに植えて発芽させます。ポットに植えることで、発芽を管理しやすく、苗が成長した時に効率よく田んぼに移植できます。発芽は温度と湿度の管理が重要で、特に温暖な環境が必要です。
その後、発芽した苗を農業機械にセットし、田んぼに植える準備をします。発芽した段階で苗が順調に成長していることを確認してから、田植えを行います。
2. 田植えと育成
発芽した苗を田んぼに植える作業は、農業機械を使って効率よく行います。田んぼに均等に植えることで、稲がまんべんなく育ち、最終的に均等な収穫が得られます。田植え後は、適切な水管理と除草を行い、稲の成長を見守ります。
この時期には、稲の成長を支えるために十分な栄養供給を行い、日光を十分に浴びさせることが大切です。
3. 刈り取りと乾燥
稲が実った後、収穫のタイミングで農業機械を使用して刈り取りを行います。刈り取った稲は、根元で束ねてハサ木に逆さに掛けて乾燥させます。この乾燥作業は、稲の品質を保つために重要です。適切な乾燥が行われていないと、コメが腐る原因になることがあります。
乾燥の際には、湿度や風通しに注意して、過度に湿った状態を避けることが求められます。
4. 脱穀と乾燥機による最終仕上げ
刈り取った稲は、ある程度乾いた後に脱穀を行います。脱穀作業は機械で行うことが多く、籾とコメを分ける作業です。この作業の後、コメはまだ十分に乾燥していないため、乾燥機を使ってさらに乾燥させます。乾燥機で十分に乾燥させることで、玄米が完成します。
乾燥機の使用方法に関しては、温度設定や時間管理が重要で、適切に管理しないとコメの品質に影響を与えることがあります。
5. 精米とコメの完成
最後に、乾燥させた玄米を精米して、籾殻を取り除きます。この段階で、白いコメが完成します。精米の際には、精米機を使って効率よく籾殻を除去し、食べやすい状態に仕上げます。
精米後のコメは、消費者に販売されるため、精米機の状態や精米時間により品質が変わることがあります。適切な精米を行うことが、最終的なコメの品質を決める重要なポイントです。
まとめ
新潟の実家で行っていたコメ作りの手順では、発芽から田植え、刈り取り、乾燥、脱穀、精米まで、一連の工程を経てコメを完成させます。各工程での注意点や作業のコツを押さえ、効率よく作業を進めることが大切です。このプロセスを通じて、質の高いコメを収穫し、消費者に届けることができます。
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