PLC制御において、特定の入力条件に応じて出力が制御されるラダー図の作成は、プログラミングの基礎です。質問にあるように「x6を押しながらx5をONするとy12が点灯する」という条件を実現するためには、パルス命令を使ってラダー図を作成する必要があります。この記事では、その作成方法について詳しく解説します。
問題文の条件を整理する
まずは問題文を整理しましょう。
- x6を押しながらx5をON:この条件は、x6がONであり、x5もONの状態であることを意味します。
- x6を離しながらx5をON:x6がOFFになり、x5がONの状態ではy12が消灯します。
- y12の点灯:この条件は、x6とx5の状態によってy12が点灯することを意味します。
これらの条件に基づいて、ラダー図を作成していきます。
パルス命令の使用方法
パルス命令は、指定した入力が変化した瞬間に1回だけ出力をONにする命令です。これを使うことで、x5がONになった時にy12を1回だけ点灯させ、その後x6が離されるとy12が消灯するようにできます。
パルス命令を使用することで、x6が押されている間のみx5のON状態を反映し、x6が離されたときにy12が消える動作を実現できます。
ラダー図の作成
次に、この条件に基づいたラダー図を作成します。以下の手順でラダー図を構成できます。
- 接点の配置:x6とx5の入力に対応する接点を配置します。x6がONであるときのみx5のONがy12を点灯させます。
- パルス命令の配置:x5がONになったときにy12を点灯させるために、パルス命令を使って出力y12に信号を送ります。
- x6の役割:x6が離されると、y12の点灯を停止させるため、x6がOFFのときにy12が消灯するように設定します。
ラダー図の簡単な例
実際のラダー図は以下のように構成されます。
----[ x6 ]----[ x5 ]----(P)----[ y12 ]
このラダー図では、x6がONの状態でx5がONになった時、y12が点灯します。また、x6が離されると、y12は消灯します。
まとめ
このように、パルス命令を使うことで、特定の条件に基づいてy12を点灯させ、x6の状態に応じて消灯させることができます。ラダー図を正しく組むことで、PLC制御における入力と出力の動作を明確に制御することが可能になります。


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