英語の文法において、「proud of」と「proud that」の使い方には微妙な違いがあります。特に、受動態の完了形を含む文での使い分けは理解するのが難しいこともあります。この記事では、例文①と②を通じて、それぞれの表現の違いとその使い分けの理由について解説します。
「proud of」とは?
「proud of」は、何かに対して誇りを感じていることを表現する表現です。この表現は、動詞「proud」の後に「of」を続けて、その対象を明示することが特徴です。例えば、英語で「私は父を誇りに思う」と言いたい場合は、「I am proud of my father」と言います。
同様に、「My father is proud of having been a pilot」という文では、「proud of」が父親の過去の職業(パイロットであったこと)に対する誇りを表現しています。この表現のポイントは、「having been a pilot」という完了形が、「父親が過去にパイロットであったこと」に対して誇りを持っていることを強調している点です。
「proud that」の使い方
一方、「proud that」は、ある出来事や状態に対する誇りを表現するために使います。この場合、文の中で具体的な出来事や状況を説明するため、「that」を使ってその内容を説明することになります。例えば、「私は自分の成功を誇りに思う」という場合、「I am proud that I succeeded」となります。
「My father is proud that he was a pilot」という文では、父親が過去にパイロットであったことに対して誇りを感じている状況を、直接的に「that he was a pilot」と説明しています。この表現は、完了形を使う必要はなく、単純にその出来事を説明していることになります。
「proud of」と「proud that」の違いと使い分け
「proud of」は、「何かに対して誇りを持つ」という感情を表現する際に使われ、対象が「名詞」や「動名詞(-ing形)」の場合に使います。一方、「proud that」は、出来事や事実を述べる際に使われ、「that節」の中で具体的な事実を説明します。
例えば、例文①「My father is proud of having been a pilot」の場合、父親が過去にパイロットであったことを誇りに思っているという気持ちを表現しています。ここで「having been a pilot」は「動名詞(-ing形)」で、過去の出来事を含む完了形が使われています。
一方、例文②「My father is proud that he was a pilot」は、「that節」を使って過去の出来事を直接的に説明し、その出来事に対する誇りを表現しています。
まとめ
英語の「proud of」と「proud that」は、それぞれの使い方に違いがあります。「proud of」は、名詞や動名詞に対して誇りを表現し、完了形で過去の出来事に対する誇りを示す場合に使われます。「proud that」は、具体的な出来事や事実を「that節」で説明し、その出来事に対する誇りを示します。この違いを理解することで、英語の表現がより自然になります。
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